8月1日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、これまでのマイナンバーカードの広報活動について、フリーライターの武田砂鉄氏はがCMの変遷を追って説明すると、パーソナリティの大竹まことが「最初、任意だって言ってたじゃん。マイナンバーカード取るも取らないも自由だって言ってたじゃん!」とマイナンバーカードの方針転換に不満を述べた。

マイナンバーをめぐる参議院の委員会審議の中で、猪瀬直樹議員が昨年度マイナポータルをめぐる広報に使われた予算が3億円にとどまったことを「そんなケチなこと言っちゃだめ」などと、広報活動が足りないという趣旨の発言をしたことについて武田氏が「マイナンバーカードが始まってからもう7年経っていて、もう最初の段階ではない。盛んにPRもされてきて、様々なCMが作られてきているのを改めて調べてみました」。と、これまでのCMを紹介。「ある柔道選手が、『コンビニで住民票も取れるし、空いた時間で練習だな』と言っているCMもあった。そんなにしょっちゅう住民票取りに行くかな。」と突っ込み。さらに「行きつけのお店で、『マイナンバーカード取った』と見せびらかすCMもあった。そんなに見せびらかしていいのかなと不安になった」と笑った武田氏。大竹は「よく調べたね!」と感嘆の声をあげた。

武田氏は「これだけPRしてきている。広報がうまく行っていなかったということだ。今になって『広報が足りない』だなんて、嫌なリセットボタンを押そうとしている。」と危惧。大竹が「最初から任意だって言っていたじゃん。こっちの受け止め方も、任意だって思っていた。取るも取らないも自由だって言っていたじゃん」と政府の方向転換に不満を示すと、武田氏は友人がもらってきたもの、としてマイナンバーカードのキャラクター、マイナちゃんの折り紙を取り出し、「これでマイナちゃんが折れるらしいんですけど、20工程くらいが必要で、やっぱりマイナンバーカードって複雑なんだなって改めて感じましたね」と皮肉っぽくコメントした。