「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」でアペリティーボ体験とは?
東京・中目黒にある「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」では、7月21日から8月31日(木)まで、3階テラスに夏限定の「ARRIVIAMO(TM) RIVERSIDE TERRACE/アリビアーモ(TM) リバーサイド テラス」をオープン。一体どんなものなのか、体験してきた。
「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」で開催
■サマーシーズンだけの非日常体験
「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」は、スターバックスの店舗の中でも唯一無二のスペシャルな店舗。“スターバックス”の妥協を許さないコーヒーイノベーション” を表現した店舗として、店内にコーヒー豆の焙煎所を持ち、あらゆる点でこだわり抜いた、のめり込むような体験ができる場として2019年に誕生した。そんな「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」の3階には目黒川を見下ろせるテラス席がある。このテラスで行われるのが「ARRIVIAMO(TM) RIVERSIDE TERRACE/アリビアーモ(TM) リバーサイド テラス」。
「アリビアーモ(TM) リバーサイド テラス」は目黒川のそばという立地を生かし、夏の夕暮れに川のせせらぎとともにアペリティーボ体験ができるテラス空間。“アペリティーボ”はイタリアでディナーやランチの前につまみを食べながらの食前酒=アペリティフを飲むこと。この食前酒はアルコールに限らずノンアルコールでもOK。イタリアでは定番の食文化で、気軽に友人や気の合う仲間たちと楽しむものなのだそう。
「アリビアーモ(TM) リバーサイド テラス」では、スターバックスがオリジナルで開発したラガービール「テラス ラガー」(Half Pint 900円〜/店内のみ)。後味にライチのようなほのかな甘さを感じるのが特長。ほかにもこの時期におすすめのカクテルもある。
「クラシック モヒート」は夏に欠かせない、今や世界中で人気のカクテル。ホワイトラムをベースにミントの葉、砂糖、ライムを合わせ、クラッシュアイスを加えて炭酸で割ったもの。「アリビアーモ(TM) バー」ではスペアミントを使っているが、ペパーミントやアップルミントを使ったり、炭酸ではなく水で割ったりするなど、定番のカクテルと思いきやレシピは店の数だけあるのだという。
「ネグローニ ズバリアート」は、「ネグローニ」という世界でもっとも飲まれているといわれるほど、有名なカクテルを間違えて作ったことから生まれたというカクテル。「ズバリアート」はイタリア語で「間違った」という意味なのだとか。「ネグローニ」のベースはジン。これを間違えてプロセッコで作ってしまったのがおいしかったことから「ネグローニ ズバリアート」と名付けてカクテルとして定着。こちらも世界的に人気となった。いろいろな酒と食材を組み合わせるカクテル。間違いは間違いであって失敗ではないのが楽しいエピソード。それにしてもネーミングのストレートさがおもしろい。
今回は「クラシック モヒート」のノンアルコールをオーダーしたが、さっぱりミントの香りが暑い日にもさわやかで、甘くて飲みやすかった。喉が渇いているときだと一気に飲み干してしまうかも。これならアルコールでなくてもアペリティーボが楽しめるので、かなりおすすめしたい。
特筆したいのは「アリビアーモ(TM) リバーサイド テラス」で飲むことができるこの2種のカクテルは、ちょっと特別なグラスで提供されるということ。「JIMOTO Made+ 津軽びいどろ」のグラスだ。「JIMOTO Made+」は日本各地で情熱を持って作られたプロダクトをロースタリー 東京から発信するプロジェクトのことで、これまでグラスのほかにマグやタオルなど、さまざまなアイテムが登場している。今回は「JIMOTO Made+ 津軽びいどろ」のグラスでカクテルが楽しめる機会でもある。
■「プリンチ(R)」と「アリビアーモ(TM) バー」がコラボしたフード
ドリンクに合わせたつまみとして同日に登場したのが「ロースタリー ピアッティーニ フライト」(3520円)。イタリアの食文化が楽しめるセイボリー6種、ドルチェ2種と、フォカッチャプレートのセット。イタリアンベーカリー「プリンチ」と「アリビアーモ バー」がコラボレーションしたプレートで、多彩な料理を少しずつ味わえる。アフタヌーンティーのような盛り付けに気分も上がる。
注目は「ズッキーニのグリル」。中に詰まっているのはクスクス。通常は熱湯で蒸らして戻すが、こちらはアメリケーヌソースで戻している。エビの出汁が染みこんだクスクスとジューシーなズッキーニが絶妙。
もう一つ気になったのが、その隣にあるトマトのような一品。こちらは「ポモドーロ フィント」。イタリア語で「偽物のトマト」という意味で、トマトのように見えるが、赤い部分はトマトソースのジュレ、中にはベシャメルソースとグラナパダーノを混ぜたチーズボールという、ギャップを楽しむ料理。トマトとチーズという鉄板の組み合わせということもあり、味は抜群で個人的にはもう1つ食べたくなる味だ。
さらにおいしかったのがフォカッチャ。こちらは直接窯に入れて焼いた「直焼きフォカッチャ」で、「プリンチ」でも人気の商品。もちっとした食感でそのままはもちろん、生ハムやサーモンと合わせてもおいしく食べられる。同じプレートのパルミジャーノ レッジャーノやグリーンオリーブとの相性もいい。
いろいろな味を少しずつ楽しみながら、カクテルを飲むのはまさに至福。夕暮れのテラスというちょっと特別な空間も手伝って非日常感を味わえる。期間中はテラスに津軽びいどろのガラスの照明が設置されたり、屋根の部分に蛍の光を思わせる照明があしらわれたりと特別な演出もあり、気分を盛り上げてくれる。
「ロースタリー ピアッティーニ フライト」は1日の提供数にも限りがあるので予約をしたほうが確実。16時〜、18時〜、20時〜の入れ替え制で、友達同士やカップルなどで気軽に体験できる。テラスは予約席以外は自由に利用できるようになっているので、思い立ったらフラッと立ち寄るのもいい。暑い日が続く中、ちょっとだけ日常を忘れて夕涼みのひとときを過ごしてみては。