河井克行元法務大臣から現金を受け取ったとして公職選挙法違反の罪に問われ、無罪を主張していた広島市議に対し広島地裁が有罪判決を言い渡しました。

広島市議の石橋竜史被告(51)は4年前の参議院選挙で、河井元法務大臣から妻の案里元議員を当選させるための報酬として現金30万円を受け取った罪に問われています。

石橋被告は「現金は当選祝いとして受け取ったものであり、被買収の認識はなかった」などとして無罪を主張していました。

21日の裁判で広島地裁は「純粋な当選祝いであれば収支報告書に記載することに支障はないのに、秘密であると伝えられ記載をしなかったことは買収の趣旨があった事を認識していた」などとして罰金25万円・追徴金30万円の有罪判決を言い渡しました。

石橋竜史被告「必ずや私は無実です。証明してみせますということで立候補させていただきましたし、引き続ききちんと皆さまに証明させていただきたい」

石橋被告は控訴する方針です。