ひろしまラウンドテーブル閉会 核保有国に「先制不使用」求める
国内外の専門家が核軍縮をテーマに議論した「ひろしまラウンドテーブル」が閉会しました。核軍縮の状況を1年単位でチェックすることが提案されました。
広島県 湯崎知事
「ロシアは核による威嚇を公然とおこなっています。核兵器使用のリスクは現実のものとなっていると」
広島県などが主催する「ひろしまラウンドテーブル」は、2023年で10回目を迎え「核戦争の危機を超えて」をテーマに議論が交わされました。
議長声明ではロシアのウクライナ侵攻で核兵器使用の可能性が高まる中、核兵器の先制不使用を採用するよう核保有国に求めます。
さらに、主要国が核兵器や軍縮に関する義務をどれだけ果たしたか1年単位でチェックしていくことを提案しています。
議長声明はNPT=核兵器拡散防止条約のすべての締約国に送られるということです。