7月17日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、ウェザーニューズ 副社長 執行役員の石橋知博氏が出演。ウェザーニューズのマーケティングの成功例などを伺った。

ウェザーニューズは民間の気象情報会社であるが、そもそも気象庁が提供する情報と何が違うのか?パーソナリティのノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏が聞くと、石橋氏は「気象庁が発表している情報は大まかなもの。ウェザーニューズは非常にピンポイントな細かいもので、日本を1km四方にして天気予報を発表している」と答えた。また、「民間ならではのできることが、マーケット的にある。例えば今日は暑いからかき氷が売れそうとか、過去のデータから見ると大体わかる。そうするとコンビニの仕入れをピンポイントでその場の天気の発注のサジェスチョンができる」と話した。

BtoB向けの天気情報提供でどんなことが出来るのか?さらに詳しく聞くと、石橋氏は「法人向けの新サービス“ウェザーニュース for business”を使えば、例えばヘリコプターの会社が自分の実際に発着する場所の上空の風がどうなってるか?知ることができる。他にも道路工事してるところだったり、流通であったり、いろんなところで今使われ始めている」とコメント。これを聞いて、田部氏は「雨の日が予測できるので、予測してCMを打つこともできる。そうすると実は天気連動を一番やってるのはウェザーニューズだけど、さらにそれをもっと他の会社が使えば、何かビジネスがうまくいくケースもある」と補足した。

最後に、今後について聞かれると、「天気を使って賢く動くと社会全体がうまく最適化される。結果的に、環境や脱炭素にもつながっていく」と話した。