6月30日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターでPWCコンサルティングチーフエコノミストの片岡剛士さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、映画料金の値上げについて意見を交わした。

映画館の料金の値上げが相次いでいる。帝国データバンクの調査によると、全国の主要映画館の事業者50社のうち、5割超が2023年に映画のチケット代を値上げしたことがわかった。電気代や人件費などの運営コストの上昇を背景に、一般料金2000円が主流になりつつある。

「映画館の大人料金というと1人1800円というイメージが非常に強いんですけれども、今は2000円が主流になりつつあるということです。片岡さん、やはり電気代の高騰が響いているようですね。」(寺島アナ)

「コストが上がっていますので、その分を価格に転嫁する動きが進むのは自然なことだと思います。最近はちょっとずつ上がっていましたが、これまで映画料金がずっと末置きだったというのはある意味驚きです。」(片岡氏)

「毎年それこそ経済が2%ずつ成長しているとするならば、物価だってそれにつれて少しずつ上がって賃金も上がっていくわけですよね。」(寺島アナ)

「価格が上昇しても見たいなと思えるような映画があったりとか、映画館で新しいサービスが提供されていて満足感が高まるとか、そういう流れを伴いながら価格を上げていくということが大事だと思います。」(片岡氏)