6月29日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、2022年度の税収が71兆円台となり、3年連続で過去最高を記録したことを取り上げた。

2022年度の税収は、見込みよりも3兆円ほど増加した。
物価上昇や、円安による輸入品の価格上昇に伴って、消費税収が伸びたことが大きいとされる。

大竹まこと「これってどういうことなのかなって考えてみたんだけど……物価が高くなれば消費税も増える、そうすると売上が上がったりすることに、なる?」
砂山アナ「払う額も貰う額も増えますね」
大竹「そうするとやっぱり、売上って消費税込みだから、去年よりはちょっとは伸びてるだろうと思うよ。物価が高い上に消費税。物価が高いのに、税金が乗っちゃうわけだからね。じゃあ逆に、市民の給料の方はどうなってるんですか?」
砂山アナ「給料の方は……一部は上がったということですけど、全体がこの物価高には追いついていないというのが現状ですよね」
大竹「『71兆台まで上がった』って新聞記事が出てたけど……誰が喜んでるの? 税収が伸びましたー!って。国からしたら、『3兆円増えた!』『それならあそこに使えるね』って話になるわけ?」
砂山アナ「そうですね。今回で言うと『防衛費を上げますよ』という中で、『財源をどうしましょうか』『2024年の増税を、2025年に先延ばししましょうか』って状態だったので、『(税収が上がった分)このお金がありますね。先延ばしできますね』ってことにはなってます」
大竹「元々消費税のお金っていうのは、社会保障の方に使うって話だったよね。しかもこの高齢社会で子どもが少ないんだから、社会保障のお金は上がってるわけだよね。たくさんかかりますよって状態なわけだよね。税収が上がること自体は喜ばしいことなんだけど、物価が上がって税収が上がっても、庶民の給料が上がらなければそんなに喜べないよね。現場は苦しいんだからさ」
砂山アナ「その分社会保障が拡充されるわけでもないですからね」