G7広島サミットで配られるサミットバッグの内容が明らかになりました。これが広島のおもてなしです。

サミットバッグは取材陣などに配られる記念品です。広島サミットでは折り鶴の再生紙から作られたメモ帳や植物由来の素材を使ったボールペンなどに加え、各国首脳の代表団ひとりひとりにサッカーボールが贈られます。西区に本社を置くモルテンが製造しました。

バンドボールやバレーボールバスケットボールも候補に上がりましたが2016年のG7外相会合に続きサッカーボールが採用されました。

モルテン 田中宏樹本部長「サッカーというのは世界でもっとも盛んなスポーツの1つなのでそういう意味では1つの定義として世界平和につながればいいなと」

ボールは全て手作業で作られたもので黒と赤、青の3種類。サミットのロゴステッカーが印刷されているということです。

寺田琢哉記者「サミットで配られるこちらのバッグ。実は福山市の会社の生地が使われているんです」

デニム生地の生産量日本一の福山市にある篠原テキスタイルはバッグに使われたデニム生地のうち1つを製造しました。

篠原テキスタイル 篠原由起社長「めちゃめちゃいい出来だなと思ってるんですけど、なかなか一つの商品の中にいろんな企業の素材が入って一つになることが少なかったのであらためてこの産地をあらわしているなと」

バッグには4つの会社の技術を生かした3つのデニム生地が使われ、この会社は和紙を織り込んだ生地を製造しました。

そのほかにも伝統的な刺しゅう「刺し子」を現代的に表現したものも使われていて、縫製も福山市内の企業が行ったということです。

篠原テキスタイル 篠原由起社長「われわれはデニムの生地を織る素材メーカーなのでこの素材があるんだよと知ってもらって世界中の方が広島のデニム生地を使いたいってなるようなPRをしていければ」