ミュージックビデオには、ONEUSが内面に隠された感情を目覚めさせ、本当の自分の姿を探していく姿を描いた。多くの感情の圧迫の中で、石膏像のように命を失っていた彼らは、結局お互いの手にぬくもりを与えて、新しい希望に向かって進んでいく。ミニマルながらも抽象的な空間の中で、メンバーたちの繊細な感情表現とディテールな表現力が没入感を高める。

今回のアルバムを準備する過程のエピソードを聞くと、イドは「ミュージックビデオの撮影現場で初めて棺に入ったけれど、複雑な気分になって不思議だった。幸い扉は閉まらなかったけれど、不思議で新鮮だった」と話し、ソホは「僕は石膏像とキスをするシーンがあった。僕が上手にできなくて長く撮影したけれど、これがミュージックビデオにどれくらい登場するか気になっていた。そのシーンが長かったら上手だったということだし、短かったら下手だったということだと思っていたけれど、すごく短かった」と話した。

ファンウンは「イド兄さんが作詞・作曲に参加した『ECHO』という楽曲のレコーディングをする時、兄さんが直接ディレクションしてくれた。これまで見たことのない繊細で親切なディレクションで、僕の新しい姿を出すことができた」と語った。

ONEUSが考える今回のアルバムのリスニングポイントを聞くと、ファンウンは「『PYGMALION』は、僕が思うに(これまでのアルバムの中で)最も完成度の高いアルバムだと思う。イントロからすべての収録曲を聴いていただければ、楽曲ごとに緊密につながっていて、何を表現したかったのかがわかるようにうまく表現されているので、自信がある。アルバム単位で聴いていただければ嬉しい」と希望を明かした。また、今回のアルバムを一言で表現してほしいというリクエストには「新しい飛躍」とし「本当にたくさん準備し、新しくアピールするために沢山努力したので、期待してほしい」と願いを語った。

今回のアルバムでは初めて5人体制でカムバックし、これまでのアルバムとは違って格別な覚悟があった。コンヒは「今回のアルバムは、5人で披露する初のアルバムだ。僕たちがそれぞれたくさん悩んで、メンバー同士でどのようにすればONEUSというグループを守っていくことができて、何が得意か、さらに何を見せることができるかを考える時間をたくさん持った。今回のアルバムを準備しながら絆も深まって、悩みが多かっただけに愛情が込められたアルバムになった」と伝えた。

パフォーマンスが強みであるONEUSは、デビュー当初と比べてパフォーマンスの準備に変化があっただろうか。シオンは「ONEUSで『Road to Kingdom』に出演したけれど、その後に変化があった。パワフルなパフォーマンスを披露しながらも、アルバムで表現したいことをパフォーマンスに反映するようになった。今回のアルバムにもたくさん盛り込まれているので、応援してほしい」と語った。

また、ソホは今回のアルバムについて「成績を予想すると、うまくいくと思う。すごくうまくいくと思っているし、自信がある。僕たちが準備したものを余すことなく披露したい」と話し、コンヒは「これまでのアルバムでは、音楽番組での1位やチャートの成績に言及していたけれど、それはファンの皆さんの誇らしい応援と愛情に対してプレゼントをしたいという気持ちが大きかったためだ。しかし今回は具体的な結果よりは、『本当に良いアルバム、誇らしいステージを作って、ファンたちが誇りに思えるステージをお見せしよう』というのが目標だ。ファンの皆さんに誇れるステージ、素敵な歌を披露できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

最後にファンウンは「ショーケースを皮切りにアルバム活動が始まる。音楽番組を含めて、様々なコンテンツでファンの皆さんに様々な姿をお見せする予定だ。また、久しぶりのカムバックであるだけに、ファンの皆さんと触れ合うことのできる場を設けるために努力している」と期待を高め、ショーケースを締めくくった。

ONEUSは8日午後6時、各音楽配信サイトを通じて、9thミニアルバム「PYGMALION」を発売し、タイトル曲「ERASE ME」で本格的な活動に突入した。