菅田将暉と宮沢賢治
 - (C) 2022「銀河鉄道の父」製作委員会/資料提供 林風舎

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 俳優の菅田将暉が5日公開の映画『銀河鉄道の父』で、国民的作家・宮沢賢治を熱演している。

 本作は宮沢賢治が実は「ダメ息子だった!」という大胆な視点から、賢治への無償の愛を貫いた宮沢家の人々を描いた門井慶喜の同名小説を映画化。『八日目の蝉』などの成島出監督がメガホンを取り、賢治の父・政次郎を役所広司、賢治を菅田、賢治の妹・トシを森七菜が演じる。

 これまで松田龍平、鈴木亮平、中村倫也らそうそうたる俳優が演じてきた宮沢賢治。本作で菅田は家族を振り回すも、純粋で必死に自分の生き方を模索し、作家として精細な一面を見せた賢治を体現。執筆シーンでは賢治が実際に書いた原稿の文字まで真似たという。

 宮沢賢治の作品を広める活動をしている、賢治の実弟・清六の孫・宮沢和樹さんは「賢治さんの一途さ、弱さ、強さを見事に表現していたと感じました。菅田将暉さんの賢治さんへの観察力、想像力には深さを感じました」と絶賛コメントを寄せた。(大倉雅人)