「坂本で行く方が良いのでは」”連続完封”の坂本誠志郎を球界OBが称賛!リードも打撃も充実「投手も安心して投げている」

写真拡大

坂本の出場機会はこのまま増えるのか。岡田監督の采配に注目が集まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 プロ8年目、女房役としての信頼が高まっている。

 4月28日、神宮球場でのヤクルト戦で4−0で勝利し、2試合連続、無失点勝利を収めた阪神。このゲームでは、今季、ソフトバンクから加入した大竹耕太郎が先発し、5回を零封、その後も3人の投手が無失点で繋ぎゲームを締め、大竹は今季3勝目を記録した。

【関連記事】いよいよ走るか、巨人 坂本2発に加え 合流間近 必勝ピースとなる「8回の男」

 前日の甲子園での巨人戦、伊藤将司のシャットアウトに続いての勝利で、やはりフォーカスされるのが、スタメンマスクの坂本誠志郎だ。ここまで、正捕手として起用されてきた梅野隆太郎に代わって、ここ2試合でのスタメン起用、リード面のみならず、バッティングでも連日の複数安打と、攻守で勝利に貢献している。

 好投手が揃う今季の阪神投手陣を支える存在として、さらに期待が高まる背番号12に対しては、球界OBからも称賛の声が贈られている。

「ピッチャーも安心して投げているように見える」

 そう語っているのは、現役時、阪急やオリックスで活躍し、引退後も日本ハムや阪神などで投手コーチを務めてきた佐藤義則氏だ。YouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を4月29日に更新し、前日のヤクルト戦での勝利のポイントを分析しながら、2試合連続スタメンの坂本の存在について見解を述べている。

 佐藤氏は、この日が移籍後3度目の先発、3勝目を手にした大竹のピッチングと絡めながら「坂本は大竹と組んで成功したということもあり、ヒットもタイムリーも出た」と話し、この日の攻守でのプレーを称えた。

 さらに前日の「坂本は(完封勝利も含め)気分よくやっている。リード面も安定感がある」として、インサイドワークを評価し、その上で「ここまで結果が出ていない青柳と組んでも良いんじゃないか」と今後の起用法にも言及。

 加えて、このヤクルト戦では4投手がマウンドに登り、無失点で勝利したことで「投手も安心して投げているように見える。(今後も)今のまま、坂本で行く方が良いのではないか」として、坂本の正捕手起用を提言している。

 佐藤氏は前日にも坂本のスタメン時には全試合で勝利していることなどを指摘している。ペナント奪還を目指す2023年シーズン、縦縞の新たな扇の要として、確かな結果を残し続けている坂本誠志郎の存在が、さらに注目を浴びていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]