さようならトラス橋〜。

結城バイパス4車線化開通日が決定

 国土交通省 宇都宮国道事務所と常陸河川国道事務所は2023年4月26日、国道50号「結城バイパス」で進めていた暫定2車線区間の4車線化が完了し、5月27日(土)15時に開通すると発表しました。


4車線化工事中の結城バイパスと新川島橋(右)。並行する旧50号川島橋は撤去される(画像:Google)。

「結城バイパス」は、群馬・栃木・茨城を東西に結ぶ主要道路である国道50号のうち、茨城県結城市〜筑西市間の既存市街地を迂回する7.7kmのバイパスです。栃木側の4.9kmは4車線で開通済みですが、残り2.8kmは暫定2車線で、鬼怒川を渡る新川島橋も2車線分しかありませんでした。

 今回、新川島橋を含む新設した2車線分が開通し、結城バイパスは全線4車線となります。

 これに伴い、新川島橋に並行する旧50号の川島橋は通行止めとなり、その後撤去されます。完成から約70年が経った川島橋は老朽化が著しく、これまで鬼怒川の増水や地震などで幾度も通行止めを行ってきたそうです。川島橋の利用者に対しては、結城バイパスを使うよう呼びかけられています。

 国道50号バイパス群は、群馬県みどり市から栃木県を経て、結城バイパスの途中までは全て4車線ですが、2車線に絞られる箇所で渋滞が発生していました。

 結城バイパスは全線4車線となるものの、その先でやはり車線は絞られます。筑西市内の下館バイパス10.6kmも全て暫定2車線、続く協和バイパス6.3kmは未整備です。現在、その先の北関東道 桜川筑西ICまで4車線でつなげる工事が進んでおり、同IC付近1.2kmは2025年春の開通予定です。