イナヅマ純也は仏でも止められない ムバッペにも迫る《ドリブル成功数リーグ・アンTOP10入り》
ベルギーのヘンクで結果を出してきた日本代表FW伊東純也は、昨夏にフランスのスタッド・ランスへと移籍。5大リーグ挑戦へと打って出た。
ヘンクは2018-19シーズンに国内リーグを制するなど、ベルギー国内では上位の常連だ。それに対し、伊東が移籍したスタッド・ランスは21世紀に入ってからも2部、あるいは3部に降格したこともあるフランスの中堅クラブだ。ヘンクとは環境が異なる。
目を引くのはドリブルの数で、伊東はここまでリーグ全体7位タイとなる52回のドリブル成功数を記録。やはり伊東のスピードに乗ったドリブルはリーグ・アンのDFでも対応に困るようだ。
ドリブルがすべてではないが、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペの成功数は全体5位の59回となっており、伊東とそこまで差があるわけではない。プレイタイムも伊東の方が100分ほど多いだけとなっているため、伊東の突破力はリーグ・アンでもトップクラスと言っていいだろう。
初のリーグ・アンながら5ゴール5アシストと得点にも関与できており、スタッド・ランスでも早々に主力の座を掴んでみせた。
今季はシーズン途中より指揮官に就任したウィル・スティルの下での無敗進行期間もあり、順位も8位と上々だ。伊東にとっては文句のないリーグ・アン1年目となったのではないだろうか。