黄砂襲来中! 「黄色く汚れたクルマ」は“洗車”に要注意? キズモノにしないための適切な洗車方法とは

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黄砂が襲来中! クルマ洗車する際は要注意!

 気象庁は2023年4月11日、北日本から西日本までの広い範囲で12日から13日にかけ、中国大陸から黄砂が飛来すると予想されると発表しました。
 
 黄砂は、視程を悪化させ交通障害を発生させるだけでなく、クルマのボディにも付着してしまいます。そんな黄砂の汚れを落とすため洗車する際には、普段以上の注意が必要です。

黄砂が襲来するとクルマが黄色く汚れてしまう(画像はイメージ)

 黄砂とは、中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠などから、風に乗って数千キロも離れた日本まで飛んできた砂塵のこと。気象庁が2004年から開始した黄砂に関する予報を見ると、黄砂は3月から5月のあいだに集中していることがわかります。

【画像】え、えぐい… 黄砂まみれのクルマを見る(20枚)

 黄砂クルマに降り注ぎ汚れてしまったら、洗車する場合、普段以上に慎重に扱う必要があります。黄砂のつぶは石に近いほど硬く、汚れたボディを下準備せずにいきなり濡れ拭きなどをすると、クルマの塗装にキズを付けてしまうことになるからです。

 黄砂で汚れたクルマ洗車するときの下準備は、「とにかく水をタップリかけて花粉や黄砂を流す」ことがポイントとなります。

 タップリの水で花粉や黄砂を流した後は、基本的に手洗いで洗車しましょう。手洗いをするときは、カーシャンプーをバケツでよく泡立ててできるだけ柔らかいスポンジを使うか、手荒れに強い人なら手のひらを使って優しく汚れを落とすことが推奨されます。

 黄砂で汚れたクルマ洗車機で洗うことはあまり推奨されませんが、もし洗車機を使いたいのであれば、高圧洗浄機などでまず花粉や黄砂を水で流してから、通常の水洗いコースではなく、泡がタップリと出るシャンプーコースなどを選ぶと良いでしょう。

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 黄砂を避けるには、屋内のガレージで保管するくらいしか方法がありません。黄砂の襲来が予測される際は、このような屋内に移動しておくことも考えられますが、浴びてしまった場合には適切な洗車方法で慎重に洗車をしましょう。