「とても悲しかった」W杯落選を語る原口元気、シュツットガルト移籍や遠藤&伊藤との関係、残留争いを語る「夢はいつかCLで」

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今冬の移籍市場でウニオン・ベルリンからシュツットガルトへと完全移籍したMF原口元気が、移籍の理由やシュツットガルトでのプレーについて語った。

今シーズンはウニオン・ベルリンで2年目を過ごしていた原口。しかし、レギュラーだった昨季から一転して出番が限られることとなり、途中出場も多くブンデスリーガで11試合の出場に終わっていた。

チームは首位に立つなど好調を維持していた中、冬の移籍市場でシュツットガルトへと移籍。残留争い中のクラブへの移籍は驚きを与えていた。

移籍後は残留を目指すシュツットガルトでレギュラーに定着。ブンデスリーガでは6試合に出場し2アシストを記録している。

ドイツ『ビルト』はその原口にインタビューを実施。移籍の理由について語った。

「ワールドカップで日本代表に選ばれなかった時はとても悲しかったです。その瞬間から、自分が新しいチャレンジを探していることは明らかでした。シュツットガルトはとても魅力的なクラブです」

森保一監督が率いる日本代表では多くの試合に起用されていた原口だったが、カタール・ワールドカップ(W杯)ではメンバー外に。逆のサプライズが起こり、話題となっていた。

失意もある中で選んだシュツットガルトには、W杯に出場した遠藤航、伊藤洋輝と日本代表でも知った顔がいる。

2人について原口は「仲良く助け合っています」とコメント。「洋輝はとても才能があり、彼の年齢にしては一貫して優れたパフォーマンスを見せています」と伊藤のパフォーマンスを称えた。

また、「代表では航と知り合いで、シュツットガルトに来る前に話もしました」とコメント。「それは僕にとって重要でした」と、移籍を決断するのに重要だったと明かしている。

原口は浦和レッズから2014年7月にヘルタ・ベルリンに移籍して以降、ドイツでプレーを続けている。ヘルタの他、デュッセルドルフ、ハノーファーでもプレー。シュツットガルトが5クラブ目となる。

ドイツについては「僕と家族はドイツでの生活が好きです。文化は僕たちによく合っていて、自然も完璧です」とコメント。「僕は散歩やハイキングに行くのが好きで、2匹愛犬にも適しています」と、ドイツでの生活は好ましいと語った。

2年連続で残留を争うシュツットガルト。昨シーズンは遠藤の劇的ゴールで残留を掴んだが、原口もプレッシャーは感じているという。

「もちろん、プレッシャーは感じています。でも残留争いでは当たり前のことです。僕たちの問題は、一貫性が十分ではないということです」

「僕たちはたくさん話し、ポジティブでいようとします。過去2試合のパフォーマンスは良かったです。それがベースにならなければいけないです」

残留争いに向けて強い意気込みを語る原口。自身の目標については「大きな夢は、いつかチャンピオンズリーグでプレーすることです。今の所、シュツットガルトでは難しそうですが(笑)」と語り、「今はブンデスリーガに残ること。他のことは関係ないです」と、残留することだけを今は考えるとした。