海外留学サービス「スマ留」を展開するリアブロードは、2023年4月〜6月に渡航予定の1,008名を対象に、留学調査を実施した。



2022年1月以降、ワーキングホリデービザでの渡航者が急増している。この短期間で急激に人気となった理由の1つに、「出稼ぎ留学」という新しい留学スタイルが登場したことが考えられるという。



出稼ぎ留学とは、ワーキングホリデービザで渡航して海外で収入を得る留学スタイル。円安の影響により海外ドルの為替相場が上昇したことを受け、海外で稼いだお金を日本円に変換して高い収入を得る「出稼ぎ」での留学が流行している。

2023年4月〜6月の渡航者のうち、50.5%がワーキングホリデーを選択した。出稼ぎ留学目的のほか、会社の四半期や新生活のタイミングでワーキングホリデーに挑戦する人も見受けられるという。



ワーキングホリデーで渡航する人から圧倒的に人気の留学先として、第1位はオーストラリア。次いでカナダ、ニュージーランドがランクインした。オーストラリアは治安や気候が良く過ごしやすい国で、日本とは+1〜2時間と時差が少ないことも人気の理由といえる。なお米国はワーキングホリデービザが取得できないため、対象外となっている。



「スマ留」では1週間から語学学校に通うことが可能だが、長期滞在が可能なワーキングホリデーでは、5週間以上12週間以内の就学が60.5%という結果となった。ワーキングホリデーで本格的に仕事探しや就労を開始する前に、まずは語学学校で基礎英語力を身につけたい、語学学校内で人脈づくりをすることで語学学校卒業後の就労をスムーズに進めたいという人も見受けられるそう。



今回の調査では、2023年4月〜6月にワーキングホリデーで渡航する人の半数近くが社会人で、中でも女性が多い結果となった。