一般的に、マウスの操作をしやすくする製品といえば、手首の下に敷くリストレストがよく知られています。もっともこれが必ずしも快適かというとそうではなく、むしろ手首が不自然に持ち上げられることに、違和感を感じる人も少なくないのではないでしょうか。今回紹介するHUEILMの3dマウスパッドは、リストレストとは反対にマウスパッドの中央部分を持ち上げ、手首が一段下がった状態で使用する、ユニークな構造の製品です。見た目はいかにもマウスパッドという形状横から見たところ。中央が盛り上がった形状が特徴本製品は、横から見ると、中央が盛り上がったユニークな形状をしています。正確には完全に真ん中ではなく、おおむね6:4と、奥が広く、手前が狭い割合です。角度は8°と緩やかで、マウスが勝手に滑るようなこともありません。利用にあたっては奥の部分にマウスを、手前の部分に手を置いて操作します。つまりマウスは手首を置く位置よりも1段高いところに置かれており、手首が下方向に折れ曲がる形になります。一見すると特殊に見えますが、手首から肘にかけてまっすぐ伸びる状態になっており、不自然さもなくすんなりフィットします。マウスは前方に置いて使用します手首がちょうど山頂部分に来るよう腕を配置します前方から見たところ。手首を軸にマウスを動かします手首の根元部分までをしっかりと支えますマウスパッドと組み合わせて使う市販のリストレストの多くは、手首の部分だけを持ち上げるため、血の巡りを悪くすることもしばしばですが、本製品は手首から肘までがデスクに触れて圧力を分散しているため、長時間安定しての操作が可能になるというわけです。また一定の高さがありながら、段差を感じにくいのもポイントです。こうしたことから、これまでマウスの操作に違和感を感じていたり、リストレストを試したもののイマイチ合わなかったという人に、フィットする可能性があります。さらに本製品は手触りも良好です。本体は低反発フォームで作られており、適度に沈み込みながら利用できます。こうした素材の多くは、マウス側のセンサーの方式を問わず、正確なトラッキングが可能で、幅広い用途にフィットします。マウスと比較してもかなりのビッグサイズ触り心地のよい低反発フォームを使用実際に試した限りでは、腕を伸ばした状態での操作に最適化されていることから、前のめりになって操作をする人よりも、のけぞり気味の姿勢で操作をする人により適しているように感じます。同じ理由で、奥行きの短いデスクでの利用には向いていませんので、そうした環境の整備も併せて必要になります。気をつけたいのは、この製品、利用時のベストポジションが見つかるまで、しばらく時間がかかることです。本製品は一般的なマウスパッドと同様に、裏面には粘着できるシリコン素材が用いられていますが、操作にフィットした姿勢を見つけるまで繰り返し調整が必要になるため、焦ってデスク上に貼り付けてしまうと、あとで困ることになります。そのため、しばらくは裏面のシートを剥がさずに使い、ある程度使い慣れて、この場所からはもう動かさないというベストポジションが見つかってから、位置を固定することをお勧めします。これまでどんなマウスパッドを使っても手首の角度に違和感があり馴染めなかった人にとって、思わぬ掘り出し物になるかもしれないこの製品、ぜひ一度試してみてください。全長は30cmを超えるなどかなりのビッグサイズ裏面シートを剥がすとデスクに吸着しますDATA製品名:3d マウスパッド
実売価格:2,399円
発売元:HUEILM
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B09B6V6M7D/