総重量1kg！荻窪の町中華『啓ちゃん』でデカ盛りすぎる絶品「オムチャーハン」を食べてきた

2022年12月21日 10時49分

食楽web

●調査内容：荻窪で最近話題になっている、うまくてデカ盛りなチャーハンを調査。『中華屋啓ちゃん』（荻窪）で「オムチャーハン」を食べてきた

　最近SNSで話題になった、映える「オムチャーハン」が東京の荻窪にあると聞き、果たしてどんなチャーハンなのか食べに行って調査。JR荻窪駅から徒歩約5分、やってきたのは『中華屋啓ちゃん』。赤い暖簾をくぐると、店内はコの字形のカウンター席。初めてでも入りやすい雰囲気です。

卓上にあるメニュー。「オムチャーハン」は写真入り！

　席につき、メニューを見たら、早速お目当てのものを発見。ということで、「オムチャーハン」（950円）を大盛りで注文します。他のメニューを見ると、「ラーメン」600円、丼ものは750円、定食は850円と、どれも良心的な価格。「オムチャーハン」は、おそらく店の中でも高い方のメニューだと思われます。

　ですが、店内のポスターなどを見て納得。カレーや焼きそばなど他のメニューでも＋200円で『オム』を追加可能。「チャーハン」が750円だから、＋200円で「オムチャーハン」ってことなんですね。

ふわふわ卵に旨みがバシッとくる「オムチャーハン」大盛り941g！

「オムチャーハン」950円＋大盛り100円。スープ付き。卵の黄色、生姜の赤がいい感じ

　カウンター席からは厨房がよく見えるので、大きな中華鍋でチャーハンを豪快に煽っているところ、卵があっという間に火が通ってふわふわのままチャーハンに盛り付けていくところなどがよく見えます。目の前に出された出来立ての「オムチャーハン」を速攻で計測です。

　直径22cmの器に、高さ約13cm、重さは913g（器の重さを除く）。スープが213gなので、約1.2kgのボリュームになります。計量終了後すぐに一口！　見た通りですが卵フワッフワ、そして醤油ベースで旨みがしっかり感じられるチャーハン。想像以上に美味しい～！　思わずガツガツと頬張りたくなります。

卵を中華鍋に入れて秒でふわふわオムレツにしてチャーハンの上に。火の通し方が絶妙すぎる！（食楽web）

「チャーハンは醤油ベースで、具は卵、長ネギ、ナルト、チャーシューですね。ラードで手早く炒めているのもあり、パンチが効いた味に仕上がっているんですよ」と話すのはオーナーの幸田啓さん。

　そして、大盛りで1kg近くになった理由を聞くと、「自分は大盛りだとは思ってないんですよ。修行した新中野にある店もこれくらいのボリュームだったので」。とにっこり。となると、修行先もデカ盛りなのか、調査に行きたくなる～！

チャーハンだけでも美味しいのに、卵でまろやかさとかとろとろさがアップしてたまらん！

　完食するためのアドバイスを聞くと「でも、めちゃめちゃ多いわけじゃないから……ただ、スープをうまく使うといいんじゃないですかね。スープはあっさりしているので、そのまま飲んでも、チャーハンを浸して食べてもいいかもしれません」。とオーナーの幸田さん。ちなみにスープは、鶏・豚・野菜ダシ、醤油ダレのスープ。確かにパンチの効いたチャーハンの旨みを、スープがリセットしてくれます。

　元々この店では、「木耳（キクラゲ）玉子定食」（850円）が人気メニューだったそうですが、この「オムチャーハン」がSNSに上がってからは、映えると広がり、今では店に来た人の3～4割が、「チャーハン」または「オムチャーハン」を頼むそう。「木耳玉子定食」はキクラゲのコリっと感、卵のふわっと感、玉ねぎのシャキシャキ感など食感の違いも楽しめる、「オムチャーハン」同様におすすめの一品とのこと。確かに聞いていると食べたくなる！

「テイクアウト、デリバリーもやっているので検索してみてください」（オーナーの幸田啓さん）

　最近新メニューを増やしたばかりで「新メニューは壁に貼った紙をみてください」。ということで目を向けると、「カレーチャーハン」など、メニューに載っていない料理もいくつかあります。そして単品メニューも豊富で、「定食のおかずも単品注文できるので、夜はお酒目的で来るお客さんも結構多いんですよ」。ちなみに「つまみチャーシュー」は550円。「木耳玉子炒め」は単品で700円。瓶ビールと餃子と、その日の気分で中華の一品という楽しみ方も良さそうです。