日本の海を守ってきた灯台の歴史を知ってもらおうと、サミットが東京都内で開かれました。

イベントは日本人の生活と深い関わりがある海の現状を知ってもらい、未来につないでいこうという日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で開催。サミットにはフリーアナウンサーの笠井信輔さんやお笑いジャーナリストのたかまつななさん、灯台マニアの不動まゆうさんが参加して、「灯台に与える映像メディアの力」や「世界の灯台はどこへむかうのか」などをテーマに熱のこもった座談会を行いました。

江戸末期から明治にかけて近代日本の幕開けとともに誕生した灯台は、それまで夜になると暗闇に閉ざされていた海を一変させました。これは海の安全に大きな役割を果たしただけでなく、生活を豊かにすることにもつながり、海が無い栃木県もその恩恵を受けました。誕生から150年以上たった今は、美しいたたずまいが観光資源や歴史的建造物として価値が見いだされています。

また著名な小説家らが文化的視点から灯台の物語を語ったほか、特設ギャラリーでは灯台に関する資料の展示も行われ、子どもたちも理解を深めていました。