営業列車で始まりました!

運転士が通常通り運転


東武20400型電車(写真:photolibrary)。

 東武鉄道が本日2022年11月1日(火)より、営業列車において前方障害物検知システムの検証試験を行っています。これは鉄道の自動運転を見据えたもの。運行時間帯や天候など、システムが環境の変化に応じて障害物の有無やその位置を正確に検知できるかが検証されます。

 システムは車両の前面に搭載されたカメラやセンサから構成されます。検証試験はこれまでも訓練線で実施されてきましたが、このたび日光線(南栗橋〜東武日光)、鬼怒川線(下今市〜新藤原)、宇都宮線(新栃木〜東武宇都宮)といった営業線で行われています。

 試験車両は20400型電車1編成。運転士が通常通り乗務・運転します。試験を通じデータを蓄積することでシステムの性能向上を図るほか、新技術を活用することにより、人口減少社会においても安全かつ利便性の高い輸送サービスを維持する狙いです。

 なお2023年度以降は東武大師線において、添乗員が乗務する形での自動運転が開始されます。