アメリカ空軍が公式で認めました。

2022年11月から段階的に撤収をスタート

 アメリカ空軍は2022年10月28日、沖縄県の嘉手納基地に前方展開させているF-15C/D「イーグル」戦闘機について、今後2年間で段階的に撤収させると発表しました。

 撤収は11月から始める予定で、F-15が抜けた穴を埋めるために、より新しくより高性能な航空機を展開・配備するとのこと。これにより、西太平洋における嘉手納基地の存在感を維持し続けるとしています。


嘉手納基地所在のアメリカ空軍第18航空団のF-15C戦闘機(画像:アメリカ空軍)。

 F-15「イーグル」の代わりに嘉手納基地に一時展開する戦闘機の具体的な名前は明らかにしていませんが、より新しくより高性能な機体ということで、ステルス性を兼ね備えたF-22「ラプター」戦闘機ではないかと、一部では言われています。

 なお、発表によると、今回の施策はインド太平洋地域におけるアメリカ空軍の戦力を近代化させることにあるそうで、嘉手納基地の航空機をより高性能なものに更新することは、日米同盟を一層、強靭化しようとする意思の表れだと説明しています。