ロシア南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長。モスクワのロシア大統領府で(2022年9月30日撮影)。(c)Mikhail METZEL / SPUTNIK / AFP

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【AFP=時事】ロシア南部チェチェン(Chechen)共和国の首長で、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と親しいラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)氏は3日、自身の10代の息子3人をウクライナの前線に送ると表明した。

 カディロフ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「実戦で実力を示す時が来た。本人たちの希望を歓迎するのみだ」と投稿し、息子たちが射撃場でミサイル弾を撃つ様子を捉えた動画を添えた。「息子たちは間もなく前線に行き、最前線の中でも最も困難な地点に送られる」としている。

 同氏は、息子のアフマトさん(16)、エリさん(15)、アダムさん(14)が幼少期から戦闘訓練を受けているとして、今回の派遣の意向は「冗談ではない」と主張している。

 動画には、迷彩服とサングラスを着用した息子たちが戦車に乗り、銃を携行し、ロケットランチャーやマシンガンを使用する様子が映っており、射撃の合間に笑顔や親指を立てるしぐさを見せている。

 カディロフ氏は、プーチン大統領によるウクライナ侵攻を最も強く支持してきた人物の一人。ウクライナ軍が反転攻勢を強める中、同国東部リマン(Lyman)からロシア軍が撤退したことを受け、同氏は低出力核兵器の使用を検討すべきだと提言した。

 しかし、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は定例会見で、この要請を退ける姿勢を示し、「わが国で核兵器は、関連方針に定められた条件に基づいてのみ使用される」と述べた。その一方で、ウクライナ侵攻におけるカディロフ氏の「英雄的な貢献」をたたえた。

【翻訳編集】AFPBB News

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