伊IK Multimedia、リニアフェイズモニター「iLoud Precision」を発表
伊IK Multimediaは、96kHzで動作するDSP、カスタム設計のクラスDアンプを搭載したリニアフェイズ・スタジオ・モニター「iLoud Precision」シリーズを発表した。2022年9月下旬の発売を予定している。シリーズは「iLoud Precision 5」「iLoud Precision 6」「iLoud Precision MTM」の3モデル展開で、市場想定価格は「iLoud Precision 5」が143,550円前後、「iLoud Precision 6」が159,500円前後、「iLoud Precision MTM」は191,400円前後となる模様。
「iLoud Precision」は96kHzで動作するDSP、デジタル・クロスオーバー、カスタム設計のクラスDアンプを搭載するリニアフェイズ・スタジオ・モニター。-4dB範囲なら36Hzから、+/-1dB範囲でも45Hzから30kHzまでフラットに伸びた周波数特性を示すとのことで、可聴帯域全体を通して、正確で色付けのない再生が行えるという。各ユニットは製造工程の最終段階でキャリブレーションされ、ユニット間の差異は+/-0.5dB以内の精度に収まっていると同社は報告している。
iLoud Precisionでは、時間領域特性が重視されていて、クロスオーバー、ウーファー/ツイーター間のタイムアライメントにより、理論上の理想ステップ応答に近い、三角形型の特性を示すとのこと。150Hz以上の帯域でリニアな位相特性を実現しているという。最上位機種の「iLoud Precision MTM」は、ハイファイ・オーディオの世界で「仮想同軸」とよばれるMTM（ミッド・ウーファー、トゥイーター、ミッド・ウーファー）配置を採用し、ウーファー、ツイーター再生音が分離せず、一点から鳴っているように聴こえる体験が得られる。
本体にはIK Multimediaの「ARC System技術」によるキャリブレーション機能を内蔵。同梱のMEMS測定マイクをiLoud PrecisionのARC MIC INに接続し、リスニング・ポジションに設置したら、あとはCAL/PRESETボタンを長押しすればキャリブレーションは終了。4箇所での測定後、自動キャリブレーションの結果に基づき、フラットな特性になるように補正をするだけでなく、好みに応じて低域レンジ拡張したり、特定の音域を手動で調整することも行える。
ARCキャリブレーションを実行すると、30Hzまで拡張された低音が正確に再生される。また、Dolby Atmosなどのイマーシブ・オーディオ・セットアップで、別途サブ・ウーファーを導入している場合も、Full/35/50/65/80Hzを切り替え可能なハイパス・フィルターが内蔵されているので、別途クロスオーバーを購入する必要がない。
さらに、拡張コントロール用アプリケーション（Mac/Windows対応）である「X-MONITOR」を使用すると、より細かな音質調整が行える。ARC補正プロファイルの切り替えだけでなく、厳密なリニア・フェイズ特性の「Precision」、聴きやすい「Comfort」、縦方向のスウィート・スポットを拡張した「Wide Dispersion」といった設定から、スタジオ定番モニター・スピーカー、クラシックなハイファイ・スピーカーの周波数、位相特性を再現したものまで、複数のボイスを切り替えることができる。リリース時点で20機種以上のモニター・プロファイルが用意されており、今後も追加される予定となっている。「X-MONITOR」はiLoud Precision登録ユーザーに無償で提供される（リリースは2022年10月を予定）。
別売の「iLoud Precision Remote Control（同時期に発売予定、市場想定価格は11,110円前後）」を使用すると、4種類の「X-MONITOR」ボイスの切り替え、ミュート、ディムといった機能を手元でコントロール可能になる。ARCキャリブレーション時には、4箇所の測定ポイントが各ボタンに対応し、測定プロセスの確認を視覚的に行える。
「iLoud Precision 5」は5インチ・ウーファー＋1.5インチ・ツイーターの2ウェイ／135W RMS、「iLoud Precision 6」は6.5インチ・ウーファー＋1.5インチ・ツイーターの2ウェイ／150W RMS、「iLoud Precision MTM」は2×5インチ・ウーファー＋1.5インチ・ツイーターのMTM／175W RMSという仕様。前述時の測定マイクのほか、スピーカー本体と設置面間の振動伝播を減少させる「iLoud Isolation Pods」が4個付属する。
なお、発売記念特典として、「iLoud Micro Monitor」「iLoud MTM」の登録ユーザーは、IK Multimedia正規販売代理店にて「iLoud Precision」シリーズのペア購入時、ユーザー・エリア登録製品ページを提示することで、特別な割引が提供される。
「iLoud Precision」は96kHzで動作するDSP、デジタル・クロスオーバー、カスタム設計のクラスDアンプを搭載するリニアフェイズ・スタジオ・モニター。-4dB範囲なら36Hzから、+/-1dB範囲でも45Hzから30kHzまでフラットに伸びた周波数特性を示すとのことで、可聴帯域全体を通して、正確で色付けのない再生が行えるという。各ユニットは製造工程の最終段階でキャリブレーションされ、ユニット間の差異は+/-0.5dB以内の精度に収まっていると同社は報告している。
iLoud Precisionでは、時間領域特性が重視されていて、クロスオーバー、ウーファー/ツイーター間のタイムアライメントにより、理論上の理想ステップ応答に近い、三角形型の特性を示すとのこと。150Hz以上の帯域でリニアな位相特性を実現しているという。最上位機種の「iLoud Precision MTM」は、ハイファイ・オーディオの世界で「仮想同軸」とよばれるMTM（ミッド・ウーファー、トゥイーター、ミッド・ウーファー）配置を採用し、ウーファー、ツイーター再生音が分離せず、一点から鳴っているように聴こえる体験が得られる。
本体にはIK Multimediaの「ARC System技術」によるキャリブレーション機能を内蔵。同梱のMEMS測定マイクをiLoud PrecisionのARC MIC INに接続し、リスニング・ポジションに設置したら、あとはCAL/PRESETボタンを長押しすればキャリブレーションは終了。4箇所での測定後、自動キャリブレーションの結果に基づき、フラットな特性になるように補正をするだけでなく、好みに応じて低域レンジ拡張したり、特定の音域を手動で調整することも行える。
ARCキャリブレーションを実行すると、30Hzまで拡張された低音が正確に再生される。また、Dolby Atmosなどのイマーシブ・オーディオ・セットアップで、別途サブ・ウーファーを導入している場合も、Full/35/50/65/80Hzを切り替え可能なハイパス・フィルターが内蔵されているので、別途クロスオーバーを購入する必要がない。
さらに、拡張コントロール用アプリケーション（Mac/Windows対応）である「X-MONITOR」を使用すると、より細かな音質調整が行える。ARC補正プロファイルの切り替えだけでなく、厳密なリニア・フェイズ特性の「Precision」、聴きやすい「Comfort」、縦方向のスウィート・スポットを拡張した「Wide Dispersion」といった設定から、スタジオ定番モニター・スピーカー、クラシックなハイファイ・スピーカーの周波数、位相特性を再現したものまで、複数のボイスを切り替えることができる。リリース時点で20機種以上のモニター・プロファイルが用意されており、今後も追加される予定となっている。「X-MONITOR」はiLoud Precision登録ユーザーに無償で提供される（リリースは2022年10月を予定）。
別売の「iLoud Precision Remote Control（同時期に発売予定、市場想定価格は11,110円前後）」を使用すると、4種類の「X-MONITOR」ボイスの切り替え、ミュート、ディムといった機能を手元でコントロール可能になる。ARCキャリブレーション時には、4箇所の測定ポイントが各ボタンに対応し、測定プロセスの確認を視覚的に行える。
「iLoud Precision 5」は5インチ・ウーファー＋1.5インチ・ツイーターの2ウェイ／135W RMS、「iLoud Precision 6」は6.5インチ・ウーファー＋1.5インチ・ツイーターの2ウェイ／150W RMS、「iLoud Precision MTM」は2×5インチ・ウーファー＋1.5インチ・ツイーターのMTM／175W RMSという仕様。前述時の測定マイクのほか、スピーカー本体と設置面間の振動伝播を減少させる「iLoud Isolation Pods」が4個付属する。
なお、発売記念特典として、「iLoud Micro Monitor」「iLoud MTM」の登録ユーザーは、IK Multimedia正規販売代理店にて「iLoud Precision」シリーズのペア購入時、ユーザー・エリア登録製品ページを提示することで、特別な割引が提供される。
