7月25日、NMB48が新イベント「NAMBA-1(なんばワン)決定戦<NMB48本気ものまね選手権>」をNMB48劇場で開催した。


本イベントは、NMB48メンバーがアイドル以外の分野でも活動の幅を広げるべく、「ものまね」「モデル」「アクトレス」の3つのジャンルで競い合い、ナンバーワンを決める月イチで行われる新企画。1回目のテーマは「本気ものまね」。メンバー全員参加のオーディションが行われ、勝ち抜いたファイナリストがこの日のステージに登場した。そのメンバーは、貞野遥香、佐月愛果、出口結菜、松岡さくら、堀詩音、原かれん、坂本理紗、松本海日菜、瓶野神音、隅野和奏、安部若菜、前田令子、川上千尋、新澤菜央、水田詩織、山本望叶の16名。


1部(昼の部)と2部(夜の部)の2回公演で、1部のMCはネイビーズアフロ、2部は藤崎マーケットが担当し、渋谷凪咲が両部のアシスタントMCを務めた。ゲスト審査員として、ものまね芸人のみかんも登壇。順位は投票形式で、来場した観客とゲスト審査員が“良かった”と思ったメンバー3名に票を入れて、その総得票数で決定。トップ3に入ったメンバーには“ご褒美”も用意されている。


ここでは2部の模様をお届けする。

トップバッターの貞野はウィッグと衣装も含めて、中森明菜になり切って『DESIRE』を熱唱。歌い終わった後もささやくような声で受け答えするなど、徹底したものまねっぷりにMCのトキも「憑依してますね!トップバッター優勝あるんじゃないですか」と太鼓判。佐月は「USJのクルーさん」と題して、「ジョーズ」のアトラクションのクルーを抑揚のある特徴的な声を再現。堀と出口は8期生の松岡とのトリオでゴリエの『Pecori♡Night』をセレクト。3人ともチア経験者ということで、キレのあるダンスで盛り上げた。原は「松浦亜弥スペシャルメドレー」をはるな愛のモノマネバージョンでコミカルに、坂本と松本の8期生コンビはうしろゆびさされ組の『うしろゆびさされ組』をフレッシュに披露。


藤崎マーケットの2人の目の前で「ラララライ体操」を披露した瓶野と隅野。『六甲おろし』を歌いながら、マートン、メッセンジャー、佐藤輝明といった阪神タイガースの選手のものまねで沸かせた川上は、堀と一緒にファイターズガール(北海道日本ハムファイターズのチアリーディングチーム)の衣装で「きつねダンス」も披露した。雰囲気をとらえながらも歌詞が聴き取れないほどデフォルメして中島美嘉の『ORION』を歌った新澤など、普段の公演などでは見られない貴重な歌や動き、表情でファンを楽しませた。


惜しくもファイナリストに残れなかった“ネクストメンバー”たち、早川夢菜、平山真衣、本郷柚巴、眞鍋杏樹、李始燕がアピールタイムとして渾身のものまねを披露する間に集計が行われ、トップ3が決定。


第3位は「USJのクルーさん」をものまねした佐月。「私、出番の10分前まで1時間ぐらい爆睡してたんです。なので、寝起きの声で大丈夫かな?って思ってたんですけど、ありがとうございます!」と喜びを伝えた。


第2位は、中島美嘉のものまねをした新澤。「みんな、早く寝て、今日のことは忘れてください。記憶から消してください。ありがとうございます」と心境を語って会場を和ませた。


そして第1位に輝いたのは、「ラララライ体操」の瓶野・隅野ペア。“NMB48あるある”を盛り込んだオリジナルのネタで勝負し、観客だけでなく本家・藤崎マーケットの2人も驚かせたということで文句なしのトップとなった。隅野は「(藤崎マーケットの2人の)お力をお借りして1位になれたということで、今日から“藤崎マーケット”になろうと思います!」と笑顔。瓶野は「すごい嬉しいです!ありがとうございます!」とシンプルに力強く喜びを伝えた。ゲスト審査員のみかんも「本人の目の前でやるのはものすごく緊張すると思います。見事心折れずにやってくれました」と絶賛した。


最後は、ファイナリスト16名による「NMB48スペシャルライブ」。モノマネの衣装のままでのライブということで、渋谷も「すごい!特別ですね。(劇場に来た)皆さんにしか見れないライブです!」と大興奮。いつもと違う雰囲気の「ナギイチ」「らしくない」でイベントの幕が下ろされた。


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