あなたの周りに「有名人と知り合いなんだ」「友達に〇〇の人がいてね」と友達自慢をしてくる人はいませんか? 友人の自慢話をまるで自分の自慢のように話す人は、“栄光欲”が強いといわれています。友人自慢をきっかけに、自分の評価を高めたり、周りからの尊敬・承認を求めたり……。

そこで今回は、友人自慢をする人の特徴をピックアップ! 友人自慢をする人の心理に迫ります。

友達自慢をする人の心理とは?

友人自慢をする人は、「誰かに認められたい/褒められたい」といった承認欲求が強く、自分に自信がありません。日ごろ、誰かに褒められたり、評価される機会が少ない傾向があるようです。

自分をよく見せるために見栄を張ったり、自分を大きく見せるような行動を取ってしまうのは、誰にでも起こりうること。でも、“栄光欲”が人より強いと、化粧や身だしなみを整えるのと同じ感覚で、友人自慢をしてしまうことがあるのです。

ただし、友人自慢をする人の心理状態は、人によってさまざま。「コンプレックスを隠したい」「相手にマウントをとりたい」といった心理状態から友人自慢をするケースもあるので注意しましょう。


友達自慢をする人の特徴3つ

1.承認欲求が強い

「学生時代の友人が結婚して出産。お祝いを持って久しぶりに再開したら、旦那自慢やママ友自慢ばっかり聞かされてウンザリ。前はこんなんじゃなかったのに……」(27歳/女性/金融)

周りに認めてもらう機会のないと、「誰かに褒められたい」「誰かに認めてもらいたい」といった承認欲求が強くなる傾向に……。承認欲求を持つことは決して悪いことではありませんが、他人の評価ばかり気にしていると、心と体のバランスが崩れて息苦しくなってしまいます。

まずは他人からの評価を基準にした承認欲求を卒業してみてはいかがですか? 自分が心地よいと感じる場所を見つけて、健康的な生活を心がけること。家族や友人とのコミュニケーションが充実すれば、精神的にも満たされるはずですよ。

また仕事を始めてお金を稼ぐなど、社会とのつながりを持つこともいいきっかけになるかもしれませんね。


2.コンプレックスを抱えている

「職場の上司が、口を開けば友人自慢ばっかり。この前も『芸能人の○○と飲んだことがある』『女優の〇〇と合コンしたら、実物はそうでもなかったよ』と得意げに話していた」(25歳/男性/公務員)

友人自慢をする理由は、自分に自信がないから。「どうで私なんか……」と自分自身を尊敬できず、強い劣等感を抱えています。それを打ち消すために必死にもがいているのです。

たとえば「外資系で働いている友人は、俺らの給料の倍以上もらっていてさ……」なんて愚痴交じりの友人自慢が繰り返し聞こえてきたら、コンプレックスを抱えている証拠。友人に負けていることが悔しくて、愚痴交じりの言葉を発しているのです。

「よっぽどその人のことが気になるんですね」とリアクションするれば、もうその話題は聞こえてこなくなるはずですよ。


3.他人を信用できない

「『若い頃はモテたのよ』『私と同じくらい美人の友人とね……』と自慢げに話をするお局上司。でも、よく聞くと話のつじつまが合わなくて。もしかすると半分くらいウソなのかも?」(24歳/女性/IT)

まるで自分のことのように友人自慢をする人は、疑心暗鬼が強く、素直に他人を信用できない人。たとえ人を欺いてでも、「自分の地位を高めたい」「他人によく見られたい」と思っています。

さらに厄介なのは、自分は平気でウソをつくのに、他人の話には批判的なところ! 自分よりも優れていることを認められず「そんなのウソに決まってる」「ありえないね」と否定的な意見ばかり口にします。友達自慢がエスカレートすると、誇張表現やウソの情報も入り混じってくるのでご注意を……。


まとめ

あなたの周りにも、友人自慢をしてくる人はいませんか? どんなにお金持ちや有名人と知り合いでも、所せん凄い人と知り合いの“普通の人”にすぎません。無理をしてお付き合いを継続する必要はありません。

友人自慢をしてくる人と無理に付き合っていると、ストレスを感じるだけでなく、あなた自身も否定的になってしまいがちです。心と体のバランスを崩す前に、「この人ちょっとおかしいな」「面倒だな」と感じたら、そっと距離を置きましょう。友達自慢をしてくる人と付き合うデメリットを上手く回避できるはずですよ。

【取材協力】

※ 18~29歳男女20人