ジェフ・ブリッジス、がん治療中のコロナ感染で死にかけた

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映画「ビッグ・リボウスキ」などで知られる俳優のジェフ・ブリッジス(72歳)は、がんの闘病中に新型コロナに感染し、危うく命を落としそうになったという。2021年9月から、非ホジキンリンパ腫が寛解状態にあるジェフは、同年1月に化学療法を受けていた際にコロナに感染したそうだ。

ジェフはピープル誌でこう振り返っている。

「死にかけたんだ。医者たちからは『ジェフ、闘わなければだめだ。君は闘っていない』って言われ続けたよ」
「僕は降伏していた。もう死んでもいいって思っていた。僕は死の必然性とダンスをしていたわけだ」
「抵抗力がなかったんだ。化学療法はそういうものだ。免疫システムを全て取り除いてしまう。だから闘うために必要なものが何もなかった」

また、コロナ感染により強い痛みを感じ酸素吸入を受ける中、5か月間入院したジェフは、がんよりもコロナの方がずっと大変だったとして「コロナは僕のがんが何でもないって感じさせたよ」と続けた。

その後、コロナ感染から回復した人の血漿を投与する治療や、リハビリを受けるなど、家族に囲まれながら徐々に回復の道を歩んできたジェフは、理想的な状況とは言えないものの明るい面を見るようにしているとして「僕の愛を受け取ったり、与える能力が高まったよ。全ては最も素晴らしいかたちで現れたんだ」と語っている。