3日午後11時ごろ、宇都宮市内の踏切で乗用車が電車に衝突する事故がありました。乗客にけがはありませんでした。乗用車を運転していた男が酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。

3日午後11時ごろ、宇都宮市宮の内の東横田踏切で近くに住む人から「踏切内で電車が停まっている」と警察に通報がありました。

遮断機が下りた踏切内に乗用車が進入し、JR宇都宮線の上野発、宇都宮行きの下り快速電車の車両の左側面に衝突したもので、電車の車掌や乗客など合わせて104人と乗用車の運転手にけがはありませんでした。

JR宇都宮線は小金井と宇都宮駅の間で運転を見合わせ、4日午前5時36分に運転を再開しています。

この事故で上下線5本が運休し、3本に最大およそ6時間の遅れが出て、およそ950人に影響が出ました。

宇都宮南警察署は酒気帯び運転の疑いで乗用車を運転していた宇都宮市東横田町の会社員の男(50)を現行犯逮捕しました。

男は「酒を飲んで車を運転したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察で事故の詳しい原因を調べています。