地域に愛された「宮カフェ」閉店 宇都宮
宇都宮市の中心市街地、オリオン通りにあり、宇都宮のアンテナショップとして12年5カ月もの間、多くの人たちの憩いの場だった「宮カフェ」が31日、最後の営業日を迎えました。
地場産農産物や土産品などがそろうアンテナショップ「宮カフェ」は、地域に愛着を持ってもらおうと市のブランド戦略の一環として2009年11月にオリオン通りにオープンしました。
運営主体は市や経済団体などで構成する宇都宮ブランド推進協議会で、現在はろまんちっく村などを手掛けるファーマーズフォレストとオリオン通り商店街振興組合の共同事業体に管理運営を委託しています。3年間の委託期間が31日で終了するため、新年度から運営を希望する事業者を探していましたが見つからず、閉店することになりました。ファーマーズフォレストは、新型コロナウイルス感染拡大による外出控えやイベントの縮小などによる売り上げの減少の影響もあり、新年度の事業者として手が挙げられなかったといいます。
地域から親しまれ、訪れる人たちの憩いの場でもあった「宮カフェ」は31日午後5時、愛され続けた12年半の歴史に幕を閉じました。