愛する人との結婚は、今まで生きてきた中で最も「幸せな瞬間」だと感じた人は多いことでしょう。でも、世間には離婚を決意する瞬間が必ずあります。離婚を考える瞬間と言っても、ピンとこない人が多いかもしれません。

では、実際にどのような時に離婚を考える傾向があるのでしょうか? 今回は、離婚を考える瞬間や、離婚を決意した時のエピソードを男女別にしてご紹介します。

どんな時? 離婚を考える瞬間とは

まずは、夫婦のどちらかが離婚を考える瞬間をご紹介しましょう。心の中に離婚という文字が現れるのは、いったいどんな時なのでしょうか?


性格の不一致

細かいことを一つひとつ挙げたらキリがないけど、「とにかくもう合わない!」という時、それは性格の不一致です。結婚して長く一緒にいると、恋人同士だった時には気持ちが高ぶって見えていなかった部分が段々と見えてくるものです。

最初は「仕方ないなぁ」で済ませていても、それが長く続くとストレスが蓄積される一方で、どちらかが苦しくなってしまいます。意見の食い違いが多いと、離婚を考えるようになります。


家庭内暴力・精神的暴力

言いたいことをはっきり伝えるだけでなく、ストレスを暴力で発散しようとする人がいます。でも、どんな理由があるにせよ、家庭内暴力はあってはならないことです

また、自分の意見をどうにか言葉で訴えようとして、それが相手の立場になって考えていない言葉の暴力になることもあります。そうなればお互いに口論になり、平行線のままになってしまう可能性もあるでしょう。こうした家庭内暴力や精神的暴力は、離婚を決意しても仕方がないですよね。


不倫

不貞行為や不倫の発覚は、離婚を考える瞬間の王道と言っても過言ではありません。お互いが好きで結婚したにも関わらず、不倫するというのはどんな理由があっても決して許されることではありません。


浪費癖

お金のかかる趣味やギャンブル、ブランドものばかり買いたがるなど、夫婦のどちらかが浪費癖が強いと、金銭的な負担が大きくなるためストレスを抱きやすいです。

浪費癖があると、将来性がないと愛想をつかされてしまう可能性も高いでしょう。度を越していれば、離婚という文字が膨らんでいくかもしれません。


セックスレス

男性でも女性でも、性的欲求があまりない人も多いです。でも、性的欲求が減ってきて性交渉どころかスキンシップまで減ってしまうと、なぜ一緒にいるのかと愛情が感じられなくなってしまうもの。

家事や仕事、子育てで忙しいからとないがしろにしていると、セックスレスに発展して離婚を決意される可能性が高いです。


親族との関係が悪い

嫁姑問題をはじめ、親族との仲が悪いと、どんなに相手が好きでも離婚を考える人もいます。ましては配偶者がそんな自分に寄り添ってくれないとなると、納得もいかないですよね。

親族は、いずれ介護問題がのしかかってくるもの。ただでさえ折り合いが悪いのに、社会的にも大きな問題になっている介護の問題まで抱えてしまえば離婚を考えてしまってもおかしくありません。


男女別! 離婚を考える瞬間エピソード

続いて、夫婦別の離婚を考える瞬間エピソードをご紹介します。


愛情を感じなくなった

自分は相手のことを大切に思っているし、今でも大好きだけど、向こうからは愛情を感じられなくなった・子どもが産まれてからは、母親としか扱われなくなったなど、愛情が感じられない状況が続くと、離婚を考えてしまいます。

男性として、女性として扱われなくなるというのは寂しく辛いものです。


家庭を顧みない

これは妻側に多い悩みかもしれません。自分は家事・育児・仕事と両立させているのに、夫は家庭のことに関して無関心、家事も育児も非協力的で家庭を顧みない、といった状況は、妻にとって大きなストレスになります。
家事・育児は、仕事をする以上に大変なものです。

「家庭のことを考えてくれてない」と感じると、離婚への道が近付いてくるでしょう。


監視や束縛がひどい

家庭内暴力や精神的暴力と同様に、相手からの監視や束縛がひどいのも嫌気がさしてしまいます。逐一スマホをチェックされたり、毎日どこに行っていたのか確認されたり、本当に仕事関係の飲み会か問いたださせたりと、このようなことが続けば、相手はストレスに耐えられなくなってしまいます。

中には、実家に帰ることすら許さない人や、異性との関わりや飲み会を禁止されるケースも少なくありません。


おわりに

夫婦が離婚を考える瞬間というのは、実は多々あります。「簡単に離婚というけれど……」なんて思っている人でも、同じ境遇になれば納得できるはずです。一人ひとり、耐えられる度合は異なります。

あまりにも度を越している状況が続けば、どんなに相手のことが好きでも、別れを決意せざるを得なくなります。そうなってしまう前に軌道修正したり、お互いに自分の行動を見つめ直せられるよう歩みよっていったりしていければいいですね。

元々は、愛情があるからこそ結婚を決意した相手。夫婦円満に過ごしていけるよう努力は惜しまないようにしていきましょう。