11歳で葛飾北斎、13歳で個展も!世界最年少の天才版画家に密着

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2月22日(火)夜11時6分からは、23時の密着テレビ「レべチな人、見つけた」【日本を変える次世代のヒーロー!天才少年SP】を放送。

「テレ東プラス」では、特別に先取りで、「江戸時代以来!?世界最年少の天才版画家 吉田くん」の内容を一部ご紹介する。


天才少年がいると聞き、やってきたのは京都府南丹市。ご自宅を訪問すると、黙々と作業に集中するレベチさん。あまりの没頭ぶりに声をかけられないスタッフ...。


レべチさんが黙々と彫っていたのは、葛飾北斎『富岳百景』の「登龍の不二」。雲を表現する渦巻きの部分は、彫りの技量が問われる。


こちらは、レベチさんが11歳の時に三角刀で初めて彫った葛飾北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』。どこで習ったわけでもなく、「自分でやり方を学んだ」そう。小学5年生でこの迫力ある作品を作り上げたのだ。


版画を始めたきっかけは、美術館で見た『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』。「自分もコレを作りたい」と思ったそう。


興味の対象は、葛飾北斎から歌川広重へ。続いて見せてくれたのは、中学生の頃、歌川広重の『魚づくし 鯉』を彫ったもの。鱗の部分に納得がいかず、彫り直しを重ねたという。中学生なのにストイック!

やがて北斎や広重の作品を彫るうちに「せっかく版画をやっているのなら、オリジナルの作品も作ってみたい」という気持ちが沸き上がってきたレべチさん。京都の祇園祭の作品は、中学1年生の時に制作したオリジナル作品。文字も彫って表現されている。


東京大学「異才発掘プロジェクト」の4期生だったレベチさんは、なんと13歳で個展を開催。東京駅で実演イベントまで。今、とても注目を浴びている版画家なのだ。

中学卒業後は、師匠が務める京都の会社に就職し、本格的に弟子入り。なんと15歳にしてプロの版画職人に。レベチさんが勤める「竹笹堂」さんは、古くからの手法で版画を制作している会社。工房にはレベチさんの作業場もある。

お仕事に密着すると、この日は明治時代に制作された神社の版木を綺麗にする作業に取り組んでいた。この修復作業も、大事な彫師の仕事。貴重品の手入れを任されていることに対し「怖い」と言いながらも、黙々と版木に溜まった墨を取り除いていく。過去の彫師が彫った跡を傷つけずになぞることで、その時代の彫師の技が身につくそう。


工房の社長は「英才教育をしている。(10年後には)すごいことになっていると思う」と話す。

基本的に、普段レベチさんが使う筆記用具は「筆」だが、これも英才教育の一つ。浮世絵や日本画の複製など、筆で描いた線を彫るためには、線がどういう流れで描かれているのかを理解しないといけないため、日常的に筆を使っているそう。普段から筆に慣れておくことで、原画の筆の流れを美しく彫れるようになるという。
「彫師としてのレベルはまだまだだが、確実に前の時代の名人まではいく」と師匠。将来を期待されているレベチさんに、将来の夢などを聞く。

番組ではこの他、

▼世界ロボットオリンピックで7位になった小学生!

を紹介する。2月22日(火)夜11時6分放送! 23時の密着テレビ「レべチな人、見つけた」をどうぞお楽しみに!

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