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東京都議選挙期間中などの無免許運転で道路交通法違反の罪に問われた元都議の木下富美子氏(55)に、東京地裁(平出喜一裁判長)は2月15日、懲役10カ月、執行猶予3年(求刑・懲役10カ月) の判決を言い渡した。

判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた木下氏は「都民のみなさま、有権者のみなさまに心よりおわび申し上げます」と頭を下げた。

「今思えば、なぜあのようなことをおこなってしまったのか」という木下氏。「選挙へのプレッシャーがある中、まともな判断能力を失っていた」といい、選挙ボランティアに運転ができる人が少なかったことも理由にあげた。今後、自ら運転はしないという。

1月25日の初公判では、2017年からの4年間に12回の交通違反と4回の免許停止があったことも判明。被告人質問で「たくさんでしょうか?」と発言したことが批判を浴びた。

記者団からこの点を問われた木下氏は「決して少なくない違反歴だった」「交通法規に対する規範意識が欠けていた」と陳謝した。

政治活動の復帰などを含め、「将来のことは何も考えられていない」という。