展示会場の様子。ポスターなどのデザインは大日本タイポ組合が手掛けている大日本印刷株式会社（DNP）は、2022年2月27日（日）まで「秀英体111 秀英体ってどんな形？」と題した展覧会を開催している。DNPオリジナル書体の「秀英体」をテーマとした企画展で、会場は活字と本づくりに関する文化施設の「市谷の杜 本と活字館」。書籍本文用の「秀英明朝」と見出し用の「秀英初号明朝」の形に注目した内容が展開されている。「秀英体」は、大日本印刷株式会社が明治時代から開発を続けている書体。優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として編集者・デザイナー・読者に親しまれている。同社は2005年から、よりオープンなデジタル環境で「秀英体」を活用するためのリニューアル事業「平成の大改刻」を開始。その取り組みの一環として、電子書籍ビューアーやワープロソフトなどへのライセンス提供、「秀英細・中・太明朝」の改訂、金属活字時代の「秀英初号明朝」のデジタルフォント化、新書体である角ゴシックや丸ゴシックのデジタルフォント開発などが行われた。今回の企画展は、「秀英明朝」と「秀英初号明朝」について楽しく遊びながら学べる内容。たとえば「秀英明朝」には平仮名の“い”がつながった1画で構成されている特徴があり、これを踏まえて“ひと筆書き”になっている「秀英明朝」の平仮名を組み合わせ、「文字の迷路」としてポスターにして展示している（ポスターは持ち帰り可能）。※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認
■期間：
2021年11月11日（木）〜2022年2月27日（日）■開催場所：
市谷の杜 本と活字館
東京都新宿区市谷加賀町1-1-1■問い合わせ先：
大日本印刷株式会社
url. https://ichigaya-letterpress.jp/
url. http://www.dnp.co.jp/shueitai/