自粛やテレワークなどでおうち時間が増え、夫婦で過ごす時間を持て余している人も多いのでは。四六時中一緒にいると、夫婦の会話のネタが尽きてしまう…という悩みもあります。
ミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、無口な夫との会話を増やすために効果的だったこと、やめたことを教えてくれました。


40代夫婦、会話がなくなったらどうする?(※写真はイメージです。以下同じ)

40代夫婦の悩み。会話がなくなったとき、どうする?



子どもなし40代夫婦のわが家。夫は無口なタイプで、夫婦間の会話が多いとは言えませんでしたが、結婚して数年経つと、さらに会話が減っていきました。

おうち時間が増えたのに、一緒に過ごす家族との会話が少ないのはなんだか寂しいもの。そして夫婦は老後までずっとふたりで過ごしますので、なるべく仲よく楽しく暮らせたらいいなと思ったのです。
私が取り入れた3つの工夫を紹介します。

●1:会話ネタを準備する




毎日、ひとつの会話ネタを準備しています。内容はネットニュースでも近所の話でもなんでもOK。ひとつでもネタを準備しておけば、なにもしゃべることがない事態にはなりません。

夫以外の人に対しても、私は人に会う前に準備する方です。相手のSNSなどを見て、話題や質問など考えてから会うようにしています。会う時間をより充実させたいですし、気持ちよく過ごしたいです。同じように、家庭でも軽く準備する感じですね。

また通販雑誌や地域のフリーペーパーなどを手の届く所に置いてパラパラ見ると会話のきっかけが生まれます。新しい商品やお店を探したり、飲食店なら今度注文しようか、という話ができます。

●2:マッサージをしてあげる




なんとなく会話が続かないときでも、マッサージをしてあげることで空気が和らぎます。マッサージ中は「ちょっと上向いて」「痛くない?」など、なにか声かけするので無言にはなりません。

また、どうでもいい話もしやすい「リラックスした空気感」が出ます。冗談を言いやすい空気がつくれるだけでも価値があると思います。

●3:夫婦共に好きなテレビ番組を見る




テレビを見て楽しい時間をふたりで過ごしていれば、自然と会話も増えるものです。

結婚後しばらくテレビは置かなかったのですが、いざ見てみるとおもしろく、食事時が楽しみになリ、テレビ番組をあれこれチェックするようになりました。また以前は小さなノートパソコンでテレビを見ていたのですが、コロナ禍でおうち時間が増えたことで液晶テレビを購入

結果的にテレビを置いて大正解。ふたりが共通に楽しめる番組を選ぶのがポイントです。

コロナ下で暗いニュースも多く、食事時は気楽に見られるバラエティ番組で、笑顔や話題が増えるような情報を取り入れています。

●仕事の話をするのが嫌いな人も




最後に、うまく行かなかった例も紹介します。
私の夫は、仕事の話を嫌がります。仕事内容が専門的で、普通の人に説明をしてもわからないし、あまり楽しい話題にならないという理由でした。

なので「今日は仕事どうだった?」と聞いても、あまりいい返事はありませんでした。人によってはとても盛り上がるテーマかもしれませんが、相手の不得意な話題も知っておくと、不要なストレスを抱えずにすみそうです。

コロナ禍でおうち時間が増えた方も多いと思います。困ったときの会話のきっかけに、こういった工夫はいかがでしょうか。皆さんの家庭の時間が楽しいものになりますように。

【本多めぐさん】



北海道在住のミニマリスト主婦。合理的でお金のかからない暮らしを提案するブログ「ミニマリストは世界を変える!
」を更新中