非常に強い台風14号は、きょう8日15時現在フィリピンの東にあり、西よりに進んでいます。今後、次第に進路を北よりに変えるでしょう。11日頃には、沖縄の先島諸島へ近づくおそれがあります。

勢力を保ったまま北上

非常に強い台風14号は、きょう8日(水)15時現在フィリピンの東にあって西南西へ進んでいます。中心の気圧は940hPa、中心付近の最大風速は50m/s(電柱や街灯が倒れるほどの強さ)です。
下の図のように台風の勢力は最大風速によって分類され、「非常に強い」は上から2番目の強さ。この勢力を保ったまま、北上する見込みです。
現時点では、台風の進路や、進む速度の予想に少し幅があります。予報円の最も東側を進んだ場合には、11日(土)から12日(日)頃にかけて先島諸島に接近する見込みです。この台風は比較的コンパクトなので、接近と共に急激に風が強まり、荒れた天気となるおそれがあります。

動向に注意 いざという時への備えを

13日(月)の予報円は大きく、その後の進路は定まっていません。日本付近への高気圧の張り出し方や、上空の西風(偏西風)の吹き方に大きく左右され、状況次第では東よりに進んで九州など西日本へ向かう可能性もあります。直接の影響はなくても、台風周辺の湿った空気が流れ込むことで雨雲が発達することも考えられます。
最新の台風情報・気象情報に留意しつつ、改めて避難経路や持ち出し品を確認するなど備えをしておくと安心です。