『うみべの女の子』石川瑠華…「この映画でサブカルチャーのジャンル、好きが広がった」

2021年8月20日 16時30分

映画『うみべの女の子』の初日舞台あいさつが、20日の都内で行われ、キャストの石川瑠華、青木柚、前田旺志郎、中田青渚、そして、ウエダアツシ監督らが登壇した。

本作は、浅野いにお氏によるマンガを実写化したもので、海辺に暮らす少女と少年の胸がしめつけられていく青春物語。主人公となる女子中学生、繊細で残酷な「恋」と「性」などが描かれる。

▼ 石川瑠華

映画『うみべの女の子』初日舞台あいさつにて

現在24歳の石川は、自身における変化「この映画に参加して、好きが広がった」とこの作品を通じ、実感したものを示す場面があった。

その感覚というのは「中学生、高校生といった10代の頃ですが、私の場合、サブカルチャーというジャンルに触れる機会が無くって、全く知りませんでした」と打ち明けつつ「この映画に参加してから、サブカルチャーについてたくさん教えてもらって、好きが広がった。私と同じように、踏み出す一歩になって、好きが広がったら嬉しいです」と照れ笑いを見せた。

そして、来場者に向けて「皆さんから愛されている原作です。私も、その可能性を信じて参加しました。この作品が映画を通して、もっと広がってほしいと思っています」と願いを表した。

メガホンを取ったウエダ監督も「10年ほど前、漫画家の浅野さんが描いた作品を基にして、今の時代、映画としてバージョンアップして届けられることを嬉しく思います」と喜びの気持ちを口にした。

自身がまとめた内容については「王道の青春映画と違って、ちょっと過激だったりするのですが、その激しい感情が表に出てくることで、皆さんに伝わることや考えてもらうキッカケになると思います。そんな思いがたくさん詰まった映画です。今後に期待される若手キャストの素晴らしい演技があります。是非とも堪能して頂ければ嬉しいです」とメッセージを残していた。

▼ （左から）中田青渚、青木柚、石川瑠華、前田旺志郎、ウエダアツシ監督