「なんでパパじゃないの?」娘の質問に返答できない田中裕二

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2002年に日本公開され、大ヒットとなったディズニー映画『モンスターズ・インク』。登場する可愛らしいモンスターたちが人気を博し、主人公サリーの吹替を担当した石塚英彦、親友マイクの声を演じた爆笑問題田中裕二の“ハマリ役”ぶりも話題となった。2人はその後、続編である『モンスターズ・ユニバーシティ』や東京ディズニーリゾートのアトラクション『ライド&ゴーシーク!』でも声優を務め、今でも彼らの声はキャラクターの一部として強く認識されている。しかし今月よりDisney+にて配信された新シリーズ『モンスターズ・ワーク』では、声優陣が一新した。マイク役だった田中はこの交代劇に驚きを隠せなかったという。

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20日深夜に放送されたTBSラジオ『JUNK 爆笑問題カーボーイ』のなかで、突然「モンスターズ・インク、俺もうクビだからね」と発言した田中裕二。これに相方の太田光が「え?」と驚くと、田中も「そのリアクション、俺も」とまさに寝耳に水の出来事だったことを明かした。

これは今月9日から日本でもDisney+で配信がスタートした『モンスターズ・ワーク』のことで、田中は同番組を視聴した人から「やめちゃったんですか?」と質問されたことで初めて知ったという。

すかさず「CMだけ違うパターンあるよ」とフォローした太田だったが、田中は「完全に俺じゃない」と断言した。現場マネージャーに確認すると「あなたではありません、別の人がやることになりました」という連絡がきたそうで、これには太田も「厳しい社会だね」「評判上々だったのにね」と笑っていた。

太田の言う通り、一つ目でまん丸、短期でお調子者であるマイクを田中は見事に演じていた。周囲からの評判も良く、俳優の小栗旬に「田中さんの『モンスターズ・インク』大好きなんですよ」と言われたこともあったという。「マイク=田中」が定着しているが故、最近ではテレビに出てきたマイクを見て「パパだ!」と喜ぶ娘に「もうパパじゃないの」と説明しなければならないが、「なんでパパじゃないの?」と質問する娘に「説明ができない…」と頭を抱えていた。

とはいえ新作『モンスターズ・ワーク』でのサリー、マイクの立ち位置は“経営者”で、新入社員となる新キャラクターの奮闘ぶりにスポットが当てられており、全くの新シリーズという位置づけだ。ちなみにマイクの声を担当している高木渉は、かつて映画館での“特報”でマイクの声を担当した経験もある。本編では違和感のない新しいマイクでストーリーを盛り上げており、さすがベテラン声優といったところである。

(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)