64歳以下を対象にした新型コロナワクチンの一般向け接種が3日の鹿沼市を皮切りに本格化します。接種に向けた状況をまとめました。

接種券の発送、予約開始日、接種の開始日は市・町で独自に設定し、混乱を避けるために年齢別に分けるなどの対応をとっています。

基礎疾患のある人、高齢者施設の従事者に加えて市・町ごとに学校の教員や保育士など優先的に接種する対象を決めています。

国のワクチン供給次第でスケジュールが変わる可能性があり、落ち着いて市や町が発表するスケジュールを確認することが重要です。

それぞれの市・町ごとの対応です。宇都宮市は基礎疾患のある人から接種券を発送し、その後年齢別に予約日、接種開始日をずらして対応します。

佐野市は接種券を一斉に発送しますが、手元に届くまでに2週間程度を予定しています。

鹿沼市は7月3日から集団接種を始めます。すでにハガキで希望調査を行うなどして年齢別の予約も始まっています。

真岡市は7月2日から年齢別に接種券を発送し、7月11日から接種を始めます。 

大田原市は7月9日までに12歳以上のすべての接種券を発送します。

那須塩原市は年齢で分けずに接種券を発送しますが、全ての人に届くまでに時間がかかる見込みです。接種は7月23日から行う予定です。

下野市は7月5日以降、1週間おきに年齢を区切って接種券を発送し予約も年齢別に分けます。

益子町は一斉に接種券を送り、接種券が届き次第予約を受け付けます。予約は分散させ混乱を避けるとしています。

茂木町はあらかじめハガキに希望する接種日を書いて町に返送してもらうことで町が指定した日に接種してもらう方式を取ります。

芳賀町は7月12日、19日に一斉に接種券を発送しますが、予約開始日は細分化して混乱を防ぐことにしています。

野木町も2回に分けて一斉に接種券を送りますが、予約開始日は年齢別に細かく設定します。

塩谷町は高齢者の時と同様にハガキに接種希望日を記入して町が接種日を指定する方式です。

いずれの市・町も国からのワクチン供給が滞った場合、日程の変更もありうるとしています。