ひと手間でおいしさアップ!旨味が溢れる「本格プルコギ」レシピ

教えてくれる人

料理研究家/キム・ヨンジョンさん
料理教室「韓サモ hansamo」を主宰する、韓国出身の料理研究家。育ち盛りの男の子2人を育てる一方で、企業やイベントでのレシピ提供などを担当している。自身のYouTubeチャンネル『ヨンジョンの本格「韓国料理レシピ」』では、手軽作れる本格韓国料理レシピを多数紹介。テレビや雑誌、新聞などのレシピ提供・連載などでも活躍中。

ご飯がとまらない!本格プルコギ

調理時間:20分

たっぷりの牛肉が食べれるプルコギは日本でも人気のメニュー。家庭にある定番の調味料で作れますが、あるひと手間を加えることで、お店で食べるような本格的な味わいになるんです!

「韓国ではお祝い事がある日や、お母さんの機嫌が良い日に出てくるような、ちょっぴり特別なひと品。牛肉を漬け込むひと手間を加えると、おいしさがグッとアップしますよ。

使用する調味料は、しょうゆや砂糖などご家庭にあるものでOK!彩り鮮やかでおもてなしにもぴったりですよ」

ワンランク上の「プルコギ」を作るポイント

プルコギは噛むたびに牛肉の旨味をしっかりと感じられるよう、赤身を使用しましょう。また、牛肉をあらかじめ下味に漬け込んでおくことが、ワンランク上の仕上がりにするポイント!おろし玉ねぎの効果でお肉がやわらかい食感になりますよ。

材料(2人分)

・牛肉(切り落とし)……300~350g
・玉ねぎ……80g
 ・長ネギ……30g
・しめじ……70g
・赤パプリカ……40g
・ごま油……大さじ1杯

〈下味〉
・ みりん……大さじ2.5杯
・料理酒……大さじ1.5杯
・砂糖……大さじ2.5杯
・ こしょう……少々
・おろし玉ねぎ……60g

〈味付け〉
・しょうゆ……60ml
・ごま油……大さじ1杯
・ 水……60ml
・ にんにく(すりおろし)……小さじ2杯

作り方

下ごしらえ

牛肉と下味の材料を容器に入れ10分漬け込みます。

1. 野菜をカットする

ネギは斜め切り、玉ねぎ・パプリカは1cm幅のスライス、しめじは割いておきます。

2. フライパンで肉を炒める

フライパンに肉を入れて中火で炒めます。

肉の表面の色が変わったら、味付けの調味料を入れて5分煮込みます。

野菜を入れ、中火で1~2分さらに火を通します。

砂糖、しょうゆで味を整え、最後にごま油を全体にまわしかけます。

「最後のごま油は忘れないよう注意してください!食べるときにふわっと香りが広がり、より食欲をそそる仕上がりになりますよ」

サンチュで巻いて召し上がれ

「そのままでもおいしく食べられますが、野菜に巻いて食べるのもおすすめ!たっぷりのお肉と一緒に食べてもヘルシーな味わいになります♪」

ヨンジョンさん流。プルコギのおすすめアレンジ

1. 春雨でボリュームアップ

「プルコギをボリュームアップさせたい場合は、春雨を入れるのがおすすめですよ。韓国の春雨は日本の春雨よりも太くもちもちした食感なので、食べ応え抜群!ネットや韓国食品を扱うスーパーで購入できるので、ぜひ試してみてください」

2. 余ったお肉で贅沢プルコギキンパ

「サンチュとにんじん、たくあんなどお好みの具材と一緒に巻けば、贅沢キンパの完成です。お肉の旨味をしっかりと感じられるキンパは、やみつきになること間違いなし。お肉が余らない!という場合は、キンパ用にプルコギを多めに作っておくのもいいですね(笑)」

ポイントを押さえて本格的な味わいに!

調理工程は簡単なプルコギ。漬け込みのひと手間を加えることで、お肉にしっかりと味が染み込みやわらかい食感になります。色鮮やかなプルコギは普段の晩御飯にはもちろん、おもてなしにもぴったり。

ポイントを押さえていつもよりもワンランク上の仕上がりを目指しましょう!