ソフトバンクがLINEモバイルを4月9日に完全子会社化!

ソフトバンクは30日、LINEモバイルを2021年4月9日(予定)に完全子会社化すると発表しています。LINEモバイルの株式は現在、ソフトバンクが59.95%(664,679株)、LINEが40.05%(444,000株)を保有していますが、このうちのLINEが保有する株式をすべてソフトバンクが取得します。

完全子会社化後はソフトバンクがLINEモバイルの全株式(1,108,679株、100%)を保有します。なお、株式譲渡契約締結日は2021年4月2日(予定)で、今後はソフトバンクによるLINEモバイルの吸収合併について引き続き、協議を進めていき、吸収合併に関する決議が完了次第、速やかにお知らせするとのこと。

ソフトバンクでは今回のLINEモバイルの完全子会社化による同社の2021年3月期の通期連結業績予想については2021年2月4日付で公表した「2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」の内容から変更はないとしています。その他、LINEモバイルは代表取締役社長が筒井 雅彦氏に変わっており、社員は2020年3月31日時点で99人となっています。


LINEモバイルはLINEの完全子会社として2016年9月より同社が移動体通信事業者(MNO)から回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯電話サービスを提供していましたが、その後、ソフトバンクが出資して同社の連結子会社となっていました。

一方、LINEとソフトバンク傘下のZホールディングスが2020年12月に経営統合を行い、新たにソフトバンクではLINEと連携をしたオンライン専用ブランドの携帯電話サービス「LINEMO」を2021年3月17日に開始し、コミュニケーションアプリ「LINE」がデータ容量を消費せずに使い放題となる「LINEギガフリー」を提供しています。

これに伴って同様にLINEギガフリーなどのカウントフリーサービスを提供していたLINEモバイルは2021年3月31日に新規申込受付を終了し、合わせてLINEモバイルはソフトバンクによる完全子会社化および吸収合併に向けて協議が進められていましたが、今回、4月9日に完全子会社化することが決議されたということです。

なお、LINEモバイルは新規申込受付は終了しましたが、今後もサービスは継続する予定で、プラン変更・各種オプション変更などは行えるほか、4月5日から順次、ベーシックプランの月間高速データ通信容量が増量(付与)したり、他社への乗り換え(MNP)におけるMNP転出手数料を撤廃するなどしています。詳細は以下の記事をご覧ください。

・ソフトバンクがLINEモバイルを吸収合併へ!MVNOの携帯電話サービスは2021年3月のSoftBank on LINE開始に合わせて新規申込終了に - S-MAX
・携帯電話サービス「LINEモバイル」が店舗では3月1日、オンラインでは3月31日11時に新規申込終了を案内!サービスは継続 - S-MAX
・携帯電話サービス「LINEモバイル」にてベーシックプランの月間高速データ通信容量が4月より増量!旧プランのNTTドコモ回線でVoLTEが利用不可に - S-MAX




記事執筆:memn0ck


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