ASSOCIATED PRESS
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3月5日、テスラCEOのイーロン・マスク氏が死亡したというデマがSNS上で流れ、世間をザワつかせる一幕がありました。しかしすぐに、頻繁にTwitterを利用するマスク氏本人の目に止まり、事態は終結しています。

このデマは、テスラのバッテリー工場で爆発事故が発生しマスク氏が死亡したという内容で、金曜日にニュースメディアのスクリーンショットを装った画像と #ripelonmusk のハッシュタグを添付して拡散され、英語圏のTwitterユーザーの間で混乱を招きました。

ある程度うわさが拡散したことでファクトチェックサービスを行うSnopesが確認を実施、結果明確にそれがデマであることを示すレポートを公開するに至りました。

どうやらデマは何者かによる荒らし行為以上のものではなく、ハッキングなどもなかったことから、マスク氏本人が直接リアクションしたことですぐに沈静化しました。一部では最近のテスラ株の価格変動の大きさから、株価を操作しようとしたのではとの見方も出ています。テスラ株はデマの拡散後1時間以内に6%も減少したとのこと。

マスク氏ほどの著名人にもなれば、死亡説が流れることは珍しいことではありません。ただ、死亡説はだいたい表舞台から久しく遠ざかっている著名人について流れるのが普通であり、日々ツイートしているマスク氏に死亡説が出るのは珍しいことと言えるかもしれません。

マスク氏はどこかの時点でデマに気づき、上記ハッシュタグへの反応と見られる目を回した絵文字をツイートしていたようです。さらにその後、フォロワーからの「死んだって言われてるよ」とのツイートに、笑い転げる絵文字で返しています。

Source:Teslarati