失敗しない大人の巻き髪。髪に跡がつかず、ゆるっと仕上げるコツ
自分で巻き髪にしたいけれど、うまくヘアアイロンを使いこなせないし、仕上がりもなんだかイメージしていたカールと違って残念な仕上がりに…。そこで、数々のヘア企画を担当してきた、ヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(やぎちゃん)さんに、大人女性にぴったりな巻き髪のつくり方と、失敗しないセルフ巻きのコツを教えていただきました。
カクカク巻き髪を卒業!ヘアアイロンできれいにセルフ巻きするコツ

大人のゆるふわ巻きのつくり方
さとゆみ:今回は、ヘアアイロンの使い方を伝授します!
八木ちゃん:アイロンは、一度コツを覚えれば、さくさくと巻けるようになるので、ぜひトライしてみてください。
お伝えする巻き方は、いちばん基本の巻き方(内巻き)です。これを覚えてしまえば、巻き髪スタイルもすてきですし、アレンジをするときも、ベースにこの巻き髪をしておけば、華やかな印象になりますよ。
●巻き髪初心者は、休日または寝る前に練習するのがおすすめ!
さとゆみ:巻き髪は、つけまつ毛や、アイラインの引き方と同じ。練習した回数だけ、うまくなります。だから、練習あるのみ。おすすめは、忙しい朝に突然やるのではなく、お休みの日や、お風呂に入る前などに練習すること。失敗しても、シャンプーして寝ればいいだけだから。
「いきなり本番!」じゃなくて、何度か試してみてくださいね。
初心者でもきれいに巻くコツは、ブロッキングとアイロンの持ち方!

今回トライしてくれるのは、読者モデルの三輪沙弥香さん(36歳)。胸下のロングヘア。ヘアアイロンは32mmを使用。
八木ちゃん:巻き髪は、巻く量と位置が大事です。ですから、面倒でも、最初にブロッキングするのが成功の秘訣です。これくらいのロングヘアであれば、6か所に分けて巻くのがおすすめ。
●(1) 髪をブロッキングする

まず、耳前(サイド)の髪と耳後ろ(バック)の髪に分けて。耳後ろの髪は、さらに耳上と耳下に分け、計6か所にブロッキングします。
●(2) 髪の中間から毛先に向かってアイロンを滑らせる
八木ちゃん:ブロッキングができたら、まず片側のサイドの髪を巻いていきましょう(今回は右側から)。最初は、アイロンを中間から毛先まで滑らせます。こうすることで、表面のキューティクルが整い髪にツヤが出て、きれいな巻き上がりになります。

根元と毛先の中間くらいをアイロンで軽くはさんで滑らせます。
八木ちゃん:じつはこのとき、重要なポイントがあります! 毛先までアイロンを滑らせるときに、アイロンで髪をガシッとはさまずに、少し浮かせるくらいの空間をつくることです。
それをせずに、アイロンで髪を完全にはさんでしまうと、アイロンを滑らせることができないので、そこだけカクッと跡がついて、髪が折れてしまうんです。

<OK>
<OKパターン>クリップのレバーを押さえた指を離さず、髪から少しアイロンを浮かした状態で、毛先まで滑らせて。

<NG>
<NGパターン>髪を完全にはさみ込んでしまうと、カクっとした跡がついてしまいます。
さとゆみ:アイロンで巻くといつも、変な跡がついてしまうという人は、ここがポイントだったんですね!
八木ちゃん:そうなんです。今までうまくいかなかった人は、チェックしてみてください。

毛先までアイロンを滑らせたところ。
●(3) 毛先でアイロンを1回転させて、3〜5秒数える。右サイドの残りのブロックも巻く
八木ちゃん:毛先までアイロンを滑らせたら、アイロンを1回転させて、そこで3ほど秒数えます。

アイロンを内側に1回転させる。そのまま3〜5秒待って、下に引き抜きます。

アイロンを引き抜いた状態。毛先にワンカールゆるいカールがついています。
八木ちゃん:これができたら、同じように、後ろの髪も前に持ってきて内巻きにします。最初にバックの下部分を巻き、最後にバックの上部分を巻いたら、右サイドは完成です。
●(4) 逆側も同じように各ブロックの束を巻いていく
さとゆみ:右側が完成したら、今度は左側も同じように3か所に分けて巻きます。

反対サイドも同様に内巻きにしていきます。
スタイリング剤をつけてざっくりほぐすと、こなれた印象に仕上がる

すべて巻き終わった状態。
さとゆみ:左右3カ所巻くと、ころんとしたカールになっているはずです。このままでは古くさい印象になので、スタイリング剤をつけてほぐすのがコツ。
八木ちゃん:ヘアオイルやヘアミルクを手にとって、カールの間に空気を含ませるようにしてほぐしましょう。

カールを広げるようにほぐします。
八木ちゃん:使うスタイリング剤は髪質によって使い分けて。髪がやわらかい人ならクリームやミルク系を。髪が硬い人はオイルやシアバター系を使うといいですよ。
●最後の仕上げに、トップの髪をふんわりとかき上げて完成
八木ちゃん:最後は、そのまま髪をかきあげるようにして、トップにふんわりとした立ち上げを出すとバランスよくなります。

スタイリングがついたままの手で、トップの髪をかきあげて。
さとゆみ:分け目をつくらないようにするのもポイント。

完成。ナチュラルでこなれた雰囲気の巻き髪に!
さとゆみ:ぐっと華やかな印象になりますね。
八木ちゃん:ぜひ、マスターしてみてください。
●教えてくれた人
【佐藤友美さん】
1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる
』(サンマーク出版)、『女は、髪と、生きていく
』(幻冬舎)
【八木花子さん】
1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店
の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。
<撮影/林絋輝 モデル/三輪沙弥香 取材・文/佐藤友美>
