5万人が惚れた“絶世の美猫”!壮絶な過去を持つ保護猫・いろはちゃんと飼い主さんの絆
真ん丸のお顔と愛らしい瞳、小さなおちょぼ口がチャームポイントの三毛猫のいろはちゃん。端正な顔立ちと気品あふれるたたずまいを持つ、“美猫”として注目を集め、Instagramのフォロワーは5万人を突破している。今回は飼い主さんにお話を伺い、もともとは保護猫で、生死の境をさまようほどの壮絶な経験をしたこともあるといういろはちゃんとの出会いや、印象的なエピソードについて教えてもらった。
【写真】モデルのような流し目をキメるキュートないろはちゃん写真館
いろはちゃんは推定8歳の女の子で、飼い主さんと出会ったのは約5年前。猫の保護団体から保護された時点ですでに成猫だったため、正確な年齢は分からないという。
「保護猫を引き取るのはいろはで3匹目なのですが、何気なく見ていた保護猫サイトでいろはを見つけてびっくり。初代猫・ななちゃんと2代目・とらちゃんの毛色が、いろはのお顔に半分半分に入っていたんです。瞬間的に、『この子が、我が家で飼う最後の子だ』と思って、すぐに保護団体へ連絡しました」
運命的な出会いを果たし、飼い主さんの元へとやって来たいろはちゃん。「我が家に来て約5年、怒ったところを一度も見たことがありません」と飼い主さんも驚くほど、穏やかで優しい性格なのだそう。
「私のことが大好きで、いつもベッタリとくっついてきます。毎日寝るのも起きるのも一緒。膝の上が好きなようで、よく飛び乗ってきます。特技は、名前を呼ぶと返事ができること。2階にいても、私が『いろはおいで』と呼ぶと、鳴きながら1階へ降りてきてくれる賢い子です」
今や飼い主さんの元で健やかに暮らすいろはちゃんだが、保護された当時は、頭がい骨骨折やあごの裂傷など複数の傷を負った酷い状態で、保護団体からは「もう生きられないだろう」とまで言われていたという。そんないろはちゃんに惜しみなく愛情を注ぎ、大切に育ててきた飼い主さんは、「いろはの温もりを感じる時、とても幸せを感じます」と話す。
「いろはを保護して助けて下さった方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。保護団体の代表の方がいろはを私に託した後、『いろは、幸せにな〜れ』と言って帰られた後ろ姿を見て、『必ずいろはを幸せにする』と心に誓いました。いろはは我が家の宝物です。21歳まで生きた先代猫のように長生きして欲しいですね」
つらい過去を乗り越え、たくさんの人々から愛される存在となったいろはちゃん。SNSでは日常のさまざまな姿が紹介されている。和猫らしい3色の毛と凛とした存在感に、猫好きなら誰もが目を奪われるだろう。
画像提供:ゆう(@168_halfandhalf)