「これぞ新潟みたいな風景」

こんなコメントと共に投稿された写真が、ツイッターで注目を集めている。


新潟みたい?(画像はあぽろ(@pengins64)さんから)

こちらは、ツイッターユーザーのあぽろさんが新潟市北区で、2020年5月12日に撮影した写真である。

大きく広がる田園に、スーパーらしき建物が2つ。地方に行くと、よく見かけそうな(?)風景である(筆者は東京都在住)。

とはいえ、新潟県以外にもスーパーや田んぼは、もちろんあるだろう。「新潟みたいな風景」とは何を指すのだろうか。

だが、あぽろさんがツイッターにこの写真を投稿すると、地元民とみられるユーザーからは、

「この写真凄くいいですね!新潟感でまくってますわ」
「コメリとか原信とか懐かしい」
新潟県民なら誰でも知っている風景だな」

といった反応が寄せられている。

どうやら新潟県内に本社を置くホームセンター「コメリ」(画像右)とスーパーマーケット「原信」(画像左)が、県民の琴線に触れたようだ。

「帰りたくなった」「懐かしい」

14日、Jタウンネットが撮影者のあぽろさんに詳しい話を聞いてみると、投稿理由について

「原信やコメリの本社が新潟にあるという理由とも関連しますが、新潟ではコメリと、原信やウオロク(新潟県に本社を置くスーパーマーケット)の組み合わせが県内に多く見られることと、初夏の田植えの終わった後の風景が新潟らしいと感じたためです」

と話す。

新潟市出身で20代男性だという、あぽろさん。彼は、新潟県民以外の人からも「帰りたくなった」「懐かしい」という言葉も多く貰ったという。

「スーパーマーケットなど、身近な風景が新潟県だけでなく地方特有の故郷の象徴のひとつであることを感じました」(あぽろさん)

故郷の象徴...。新潟県なら「コメリ」や「原信」なのだろうか。筆者が住む東京は...。なんだろうか...。

たった1枚の写真で、自分が住んでいる都道府県を表すことが出来るのは、地方ならではなのかもしれない。