マイクラ月間プレイヤー数が1億1200万人突破。人気ライバルゲーム尻目に前年より増加
現在、世界的な人気ゲームの頂点には、おそらくFortniteあたりが位置しているかもしれませんが、10年近く前にリリースされた箱庭ゲームMinecraftもまだまだ非常に多くのユーザーがプレイしています。MicrosoftのHelen Ghaing氏は、現在でもMinecraftには月間アクティブプレイヤーが1億1200万人もいることを明らかにしました。この数字は2018年10月から2000万人も増加しています。Chiang氏はBusiness Insiderのインタビューに応じ、Minecraft人気の一部は、長らく色あせない創造的なゲームという長所が高い評価を得ていると説明しました。Minecraftのプレイヤーたちも、もちろんFortniteでバトルロイヤルにチャレンジもすることでしょうが、しばらくすればまた家を建てたりトンネルを掘ったりするために立方体の世界に戻ってくる人が多いということです。

もちろん、多くのプラットフォームでプレイできる点も重要でしょう。シンプルなグラフィックスはシンプルゆえにハードウェアに過大な処理性能を要求しません。わずかなハードウェア投資で高いエクスペリエンスを得られるという点は新規プレイヤー獲得の間口を拡げることに貢献します。また教育分野で使われる例も、その魅力にとりつかれる人を増やすことにつながっているかもしれません。

もちろん、Minecraftも全く進化していないわけではなく、一部ではAR技術を駆使してみたり、レイトレーシングを適用して立方体の世界でありつつもリアルな描写を実現したりしています。ただ、それはプラットフォーム間の関連性を維持するという点では本筋から離れる改良かもしれません。

なお、月間ユーザー数で言えば、バーチャル世界で自由にあそべる老舗ゲームのRobroxは月間1億プレイヤーを維持しており、Fortniteの月間プレイヤー数もおよそ1年前の2018年8月で7830万人に達しています。したがってMinecraftがこれからも常に月間プレイヤー数のトップを維持できるのかはわかりません。ただおそらく、多くのプレイヤーは「また戻ってくる」ことでしょう。