Switch、iPadゲーム時代に子どもを安全に遊ばせてあげる! 親ができる管理術と効果とは 

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筆者の家でも小学生の娘がすっかりiPadとNintendo Switchの虜になっている。
学校から帰ってきて同級生と何の話題で盛り上がったかを聞けば、必ずといっていいほどに今の時代らしく
・YouTuber
・スマートフォン向けのアプリ
・ポケモンなどの有名なキャラクター
これらが出てこない日はない。

iPadとNintendo Switchを娘が好きに使えるように用意したものの、
親として気になるのは
「遊びすぎないか」
というところだ。

親世代は「子供の遊ぶゲームといえばニンテンドーDSとかじゃないか」と思いがちだが、
すでにこれらのモデルは生産が順次完了になるなど、ニンテンドーDS・3DSは過去のものになりつつある。

現在の専用ゲーム機としては、Switch時代に確実に移行している。
すでに携帯型に特化・従来モデルよりも小型化した「Nintendo Switch Lite」が9月に発売を予定しているなど、今後、子供がメインで遊ぶゲーム機はNintendo Switchシリーズになっていくと考えられる。
また、スマートフォンやタブレットのアプリで遊ぶ子供も今は多く、小学生でもお下がりのiPhoneを使っている姿を見かけることが増えてきた。
このように、子供用のゲーム環境は数年前とは大きく変わっている。

そこで今回
・Nintendo Switch
・iPad
これらをゲーム機として活用する筆者の娘が、それらで遊びすぎないようにどのように管理しているのかを紹介しよう。


○Nintendo Switchは「みまもりSwitch」を活用



まずはNintendo Switch。
これは任天堂が用意している管理アプリ「Nintendo みまもりSwitch」を利用している。




Nintendo みまもりSwitchでは「ゲームで遊んだ時間」を親のスマートフォンから確認するだけでなく「使わせたくない機能」についても制限できる。
具体的には
・年齢制限のあるゲームタイトルで遊べなくする
・SNSに連携して、スクリーンショット等の投稿をできなくする
このようなことが可能だ。

また、オンライン機能などNintendo Switchの各機能は「使用するユーザーが誰か」を設定する必要がある。
この際に必要となる「ニンテンドーアカウント」は、
親のアカウントにぶら下げる「子ども用アカウント」を作成する。
こうすれば、課金機能などを利用させないように設定させることも可能になる。

現時点では「ポケットモンスター Let's Go ピカチュウ/イーブイ」のように、ゲーム中でアイテムなどの追加要素の課金、ダウンロードを行うようなタイトルで遊んではいないが、今後こうした要素のあるゲームを遊ぶようになっても安心して使わせられるのだ。
この機能を活用すれば、親としても安心できる。


○iPadは「スクリーンタイム」で管理
iPad、またはiPhoneについても「スクリーンタイム」から子供の利用状況を確認できる。




スクリーンタイムでは「使用した時間の確認」だけでなく
・1日で利用できない時間帯
・アプリ毎の利用時間の制限
・使わせたくないアプリのオンオフ
これらについても設定することが可能だ。

ただ、ここで注意したい点は「全体での使用時間」は別に設定する、ということ。
たとえば、アプリAを2時間に設定し、アプリBを2時間に設定した場合、
それぞれで2時間ずつ、合計で4時間遊べてしまうのだ。

日に3時間以上は遊ばないで欲しいと考えた場合、
個々のアプリの制限時間とは別に、時間の設定を行わないといけないのだ。
この点は覚えておくといいだろう。

また、ファミリーアカウントとして子ども用のアカウントを設定している場合、AppStoreでアプリの入手やアプリ内で課金を行う際に保護者のスマートフォンに承認を求める通知が届くようになっている。
ここで許可としない限り、子ども用のiPhone・iPadではアプリのインストールなどは行われない。
ゲーム内で勝手に課金を行ったり、悪徳な広告から課金されてしまったりというようなことも防ぐことができる。


筆者宅ではこれらを活用しながら、娘がNintendo SwitchとiPadでの遊びすぎないように管理をしている。

筆者も最初は、自由に使わせつつ「時計を気にして、何時になったら遊ぶのをやめるんだよ」と注意をしていた。
しかし連続再生されてしまうYouTubeはいつまでも見終わらず、ゲームも「あと一回」や「もう少しだけ」を繰り返すようになってしまった。

時間制限を設けたことで娘の行動にも変化がおきた。
・何時以降は遊べなくする
・連続して遊んでいても、一定時間経過すると操作できなくなる
これらを学べたことで、
・あとで遊びたいので、今はほかの遊びや宿題に時間を使う
・使えない時間になったら寝る時間と自覚
こうした、自分で遊ぶ時間を意識し、メリハリのある使い方を娘自身で実践するようになった。こうした自立心が芽生える嬉しい影響も起きている。

小学生以上の子供にゲームで遊ばせることは、今の時代「避けては通れないイベント」といってもいいだろう。
そのとき、親としては。
・遊びすぎる
・誤って課金をしてしまう
・ネットを通じトラブルに巻き込まれる
こうした心配事も多いとは思う。

しかし現時点でもかなり強固に、細かく制限を設けられるようになってきている。
こうした親の努力で子どもを安心して遊ばせてあげてみてはどうだろうか。


執筆 迎 悟