下取りスマホが、まるで新品になる? 下取り価格を高く、お得にする意外と知られていない外装交換サービス

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スマートフォンをお得に買い替える方法として、すっかりお馴染みになったのが「下取り」です。

とくに最近はスマートフォンの本体価格の高騰もあり、過度な割引も抑制される動きも出てきていることから、買い換え時に少しでも負担額を減らしたいという人も多く、そのため積極的に下取りを利用していきたいと考えている人も増えています。

下取りで気になるのは、ズバリ「下取り額」です。
大手の携帯電話事業者が行う下取りは傷や汚れが酷くても、画面が割れていない限りは一定額で下取りをしてくれる反面、中古買取店での買取に比べると下取り額が低く設定されていることが多いのです。

次に買う機種を少しでも安くしたいからこその下取りなので、ここは少しでも高く買い取ってくれるお店を選びたいところです。
しかし「この傷は減額されてしまい、いくらになるかわからない」といった不安、心配があると中古買取店へ持っていくのを迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。

そこで利用したいのが「修理」サービス。
大手の携帯電話会社のユーザーであれば、安価に修理を行い新品同様にすることで、中古買取の価格をアップさせることができるのです。

○外装の修理は保証サービスに加入中であれば安価でできる



携帯電話の修理メニューの中に「外装交換」があります。
この「外装交換」は、意外と知られていません。

外装交換の修理を申し込むと、その名の通り外装を新品に取り替えてくれます。
手元に戻ってきたスマートフォンは、まるで購入当初のような見た目となって返ってきます。

実は注目してほしいのは、この修理代金です。
保証サービスに加入している場合は、修理代の上限が設けられているため、
「3,000円〜5,000円程度」と、とてもリーズナブルなのです。
また、外装交換時に一通りの点検も行われるため、もし基盤やタッチパネル、カメラやスピーカーなど、他の部分に異状が見つかった場合でも、一回の修理で状態のいいスマートフォンで戻ってきます。

さらに画面割れなども修理上限金額内で修理が可能な場合もあります。
外装の傷や凹みだけでなく、下取りで大きく減額される原因は安価に修理で改善できるということは覚えておいた方がお得です。


○買取価格は傷の有無でこれだけ違う



NTTドコモが2年前の夏モデルとして発売した「Galaxy S8 SC-02J」を例に挙げてみると、NTTドコモが実施する下取りでは
 良品… 8,000円
 画面割れ品… 2,400円
これだけ違いがでます。

これが中古買取を専門に行っているお店であれば、新品未使用品で35,000円と、良品の4倍以上の価格での買い取りになります。

流石に2年も使っていれば小傷も多くなります。
しかし、外装交換を3,000円で実施し、新品に近しい状態にすれば「使用感が少なく傷はない」など、中古の上限である2万円以上での買取額がつくことも期待できるのです。


以前はスマートフォンを買い替えたあと、元々使っていた機種を音楽プレイヤーとして再利用するといった使い方をしていた人もいました。
しかし最近は安価なモデルでも64GB以上、ハイエンドモデルであれば128GBや256GBと容量も大きく、旧機種を予備や用途を限定して再利用するメリットも薄れています。
また音楽視聴や写真保存もストリーミングやクラウド環境の普及もあり、「旧機種を残しておく」ことにこだわらない人が増えています。

こうした状況の変化とハイエンドスマートフォン価格の高騰から、下取りサービスの注目度は年々高まっているのです。

だからこそ、下取り価格をアップさせる、買い換えをお得にする、「外装交換サービス」の活用は、検討してみる価値のあるサービスではないでしょうか。


執筆 迎 悟