バルサFWメッシ【写真:AP】

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ユナイテッドDFスモーリングの手が顔面ヒット、バルサ監督が改めて接触シーンに言及

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間10日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、マンチェスター・ユナイテッドとの第1戦(1-0)で相手選手の右手が顔面を直撃して血まみれとなるハプニングに見舞われた。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が12日の会見で“顔面ヒット”について言及し、「まるで電車の衝突のようだった」と振り返っている。スペイン紙「AS」が報じた。

 敵地オールド・トラッフォードに乗り込んだバルセロナは前半12分、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの浮き球のスルーパスに抜け出したメッシが相手エリア左でボールをキープし、ファーサイドにクロスを供給。走り込んだウルグアイ代表FWルイス・スアレスが頭で合わせたシュートが相手DFルーク・ショーに当たり、そのままネットを揺らした。一度はオフサイド判定となるも、その後ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認により一転してオウンゴールが認められている。

 ところが前半29分、メッシが悲劇に見舞われた。自陣に下がったメッシがハイボールに反応したなか、背後から相手DFクリス・スモーリングが猛烈なチャージを見せ、接触した際にスモーリングの右手がメッシの顔面を直撃。ピッチに倒れ込んだメッシの顔からは血が滴り落ちた。メッシは左目の上が腫れ上がり、鼻を裂傷。それでも応急処置を受けてピッチに戻り、そのままフル出場を果たしてチームの勝利に貢献している。

 バルセロナのバルベルデ監督は、13日のリーガ・エスパニョーラ第32節ウエスカ戦の前日会見でメッシの流血シーンについて、「あの接触は激しかった。まるで電車が直撃したようだった」と衝撃を受けた様子。ウエスカ戦に向けて、「彼は休む可能性がある」と語っている。シーズンも佳境に差し掛かり、バルサはリーグ、スペイン国王杯、CLの3冠獲得の可能性を残しているが、エースを突如襲ったハプニングには指揮官も肝を冷やしたようだ。(Football ZONE web編集部)