【今週のリケジョ】油田・ガス田の試料に向き合う
エネルギー、新たな進路に
中学時代を過ごした栃木県で、近くに小山工業高等専門学校がありました。理科が大好きだった私はオープンキャンパスで実験や実習を見学し、学園祭にも行き「ここしかない」と確信。物質を分子・原子レベルで探求する物質工学科に進学しました。中学と同じように吹奏楽部に入ったら、顧問は物理の先生。楽想は音の強弱にしても、テンポにしても感覚的な表現が多いんですが、指導の仕方が論理的で面白いんです。理系らしい吹奏楽活動を楽しませてもらいました。
産出物にわずかに含まれる不純物を分析したり、生産現場のトラブル原因を究明したりする試験が主な業務。思うような結果が出ないときはつらいですが、責任とやりがいを感じます。職場には女性の先輩もいて働きやすい環境です。ただ、入社10年でまだ一番下っ端なんです。そろそろ後輩がほしいですね。
休日には友人と食べ歩きをしたり、姉の影響で好きになったモータースポーツ観戦に出かけたりします。国内にも油田・ガス田はありますが、資源開発の舞台は海外がメーン。海外赴任している同期もいて、遊びに行ったこともあります。これからどんな仕事ができるのか―。夢が膨らみます。
(文=編集委員・青柳一弘、写真=森住貴弘)
