FWクリスティアーノ・ロナウドがチーム2点目を決めた

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[11.11 セリエA第12節 ミラン0-2ユベントス]

 セリエAは11日に第12節を行い、ミランユベントスが対戦した。ユベントスが2-0で勝利し、今季リーグ戦無敗を継続している。

 リーグ戦では3連勝中のミランは、直近に行われた8日のヨーロッパリーグ・ベティス戦(1-1)からスタメンを5人変更。GKジャンルイジ・ドンナルンマ、DFアレッシオ・ロマニョーリ、DFイグナツィオ・アバーテ、FWサムエル・カスティジェホ、FWゴンサロ・イグアインが復帰し、4-4-2の布陣を敷いた。

 一方、首位を走るユベントスはリーグ戦は開幕11試合で10勝1分。公式戦では今季初黒星となったUEFAチャンピオンズリーグのマンチェスター・U戦(1-2)からは4人の先発変更となった。昨季はミランに所属していたDFレオナルド・ボヌッチに代えてDFメフディ・ベナティアを起用し、DFジョアン・カンセロ、MFブレズ・マトゥイディ、FWマリオ・マンジュキッチらも復帰。4-3-3の布陣を敷いている。

 様々な因縁が渦巻く試合は、序盤からユベントスが先制。前半8分、左サイドのDFアレックス・サンドロの左足クロスを、ファーサイドのマンジュキッチが頭でゴールに叩き込む。ビッグマッチで結果を残す男が試合を動かした。

 ユベントスの前線はFWクリスティアーノ・ロナウドが左サイド、マンジュキッチは中央に、FWパウロ・ディバラが右サイドに張る。先制直後にはC・ロナウドがドリブルで左サイドを突破し、クロスをマンジュキッチが再び狙うも、ミランのロマニョーリに阻まれた。

 防戦一方のミランは前半39分にチャンスを掴む。MFスソがカウンターを仕掛けて右サイドをドリブル突破。PA内でパスを受けたイグアインがトラップでボールを浮かすと、ベナティアのハンドを誘発する。ビデオ・アシスタント・レフェリーを用いた結果、ミランがPKを獲得。イグアインはゴール左を狙うが、GKボイチェフ・シュチェスニの右手にセーブされ、ゴール左ポストを叩いた。

 ビッグマッチに弱いと揶揄されがちなイグアインが再びチャンスを決め切れず。前半はユベントスが1-0で折り返した。

 ミランは後半16分にカスティジェホに代えてFWパトリック・クトローネを投入。しかし勢いはなかなか変わらず、同23分にはC・ロナウドにカウンターを狙われるが、ドンナルンマがセーブ。逆に同28分にはクトローネが起点となってカウンターを仕掛けるが、イグアインがベナティアにボールを奪われ、好機を逃してしまう。

 するとユベントスがリードを広げる。ミランのクリアし損なったボールをカンセロが拾い、PA右から右足シュート。ドンナルンマが防いだこぼれ球をC・ロナウドが豪快な右足シュートで決め切り、2-0とした。

 勢いを完璧に削がれたミランは、後半39分にイグアインがファウルを犯して警告を受ける。主審に激昂したイグアインは直後に2回目の警告を受け、レッドカードを提示されてしまう。R・マドリーの同僚C・ロナウドやユベントスでの同僚DFジョルジョ・キエッリーニらになだめられるも、頭に血が昇ったイグアインは怒りが収まらず。ミランのエースは無念の退場となった。

 試合はユベントスが2-0で3連勝。連勝ストップのミランは順位を4位から5位に下げている。