フランス代表DFウムティティは、同点PKを与えた場面を振り返った【写真:AP】

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同点PKを与えたウムティティが試合後に釈明

 ロシア・ワールドカップ(W杯)の優勝候補の一角に挙げられるフランス代表は、現地時間16日に行われた初戦のオーストラリア戦で2-1の辛勝スタートとなった。

 苦戦の原因の一つになった同点PKを献上したフランス代表DFサムエル・ウムティティは、まさかのプレーを「ボールが通過したと思って振り向いたら手に当たった」と振り返った。

 フランスがW杯の歴史で初となるビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)制度によってPKを獲得し、先制してからわずか5分後のことだった。オーストラリアはセットプレーのチャンスで、ゴール前にボールを供給するとウムティティがハンド。これで与えられたPKを、オーストラリアの主将ミル・ジェディナクがゴール右に決めて1-1の同点に追いついた。

 その後、MFポール・ポグバのゴールで勝ち越して勝利を得たものの、衝撃のハンドを犯してしまったウムティティは試合後の衛星放送局「ビーイン・スポーツ」のインタビューに「自分でも驚いた」と語った。

「ジャンプをして、振り向いた瞬間にボールが私の手に当たって、審判はペナルティーを告げた。もうすでにボールが通過したと思って振り向いたら手に当たったんだ。それがピッチ上にあった事実だ。チームメイトのおかげで、集中力を取り戻すことができたけれども」


瞬間的にボールを見失ったことがハンドに…

 ウムティティはゴール前の中央付近でジャンプしていたが、明らかなハンドになってしまった。瞬間的にボールを見失っていたことが、驚きのPKを与える結果につながってしまったと話した。

 いずれにせよ、その後に勝ち越して勝利を収めたことについて、「すべてが途中で完璧ではなかったとしても、勝利だ。我々は満足している。何が上手くいかなかったかを理解するためにこの試合を見直し、我々は仕事をしなければならない」と、2戦目以降に向けての修正に目を向けていた。


(Football ZONE web編集部)